北京にはたくさんマッサージ店があります。フットマッサージ(足底按摩)系、盲人・中医系、美容院系、サウナ系、風俗系に大別されます。
フットマッサージ系のお店は大型のチェーン店が多く、技術やサービスが均質でハズすことは少ないと思います。90~120分のコースで100~200元します。 盲人・中医系はローカル居住アパートの一室にあったりして見つけにくいのですが、最近は外人や旅行者向けに営業をしているお店もあります。椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を本格的に治癒しようという場合など良いのですが、長く続ける必要があります。こうしたお店は、医者の資格を持った按摩師もいたりします。料金は60分で、ローカル向けの場合は50~100元くらいです。ハリなどもやってくれます。 北京の大部分の美容院・理容店では、マッサージがあります。シャンプーのときに頭部マッサージが無料で提供されるケースもあれば、30~50元払えば45分の全身マッサージを受けれる場合もあります。 北京にたくさんあるサウナでもマッサージが受けられます。サウナのレベルもピンキリです。入浴料10元のところもあれば100元のところもあります。一般的な日本人が不潔感を感じず嫌悪感無く入れるサウナでのマッサージは60分100元~200元です。こうしたサウナのマッサージはいくつかのメニューがあるのが普通です。中国式、台湾式、タイ式、韓国式などです。お店によって解釈が違うようで、台湾式とはこういうマッサージ、と定義するのは難しい感じがします。 あとは風俗系ですが、このあたりの情報は他のブログや掲示板にお譲りすることにします。 注意していただきたいのは、美容院系、サウナ系を中心に、風俗系とボーダレスになっている点です。つまり、「キチンとした」マッサージを受けよう思ったのに、風俗系のサービスを提供されてしまう場合が多い、ということです。ラッキーと思えるときもあるかもしれませんが、心身とも疲れていてホントに「キチンとした」「しっかりした」マッサージを期待しているような時には、がっかりしてしまいます。風俗系サービス中心のマッサージ師は、概してマッサージがお上手ではないからです。 門構えや雰囲気が怪しさなどで、気づく場合もありますが、開放的な店構えのフットマッサージ店ですら、風俗系サービス中心のお店があったりするのです。 お店に入って、マッサージを受ける場所が個室でなければ、或いは無理やり個室に案内されなければ、そのお店は「キチンとした」マッサージが受けられる、と考えて良いはずです。逆に、いきなり扉つきの個室に通されたりしたら、マッサージ技術の低さと風俗サービスの強要を覚悟する必要があります。 滞在中のホテルやマンションの部屋でマッサージを受ける「出張マッサージ」の場合は、なお更見分けるのが困難になります。 北京で発行される日本語のフリーペーパーには、出張マッサージを受け付けるマッサージ店の広告が掲載されています。その中には一目で風俗系とわかるような広告もたくさんあります。同じ日本人としてちょっと恥ずかしくなるような、そしてこんな広告出して摘発とか大丈夫なのかと心配になるようなビジュアルや言葉が並んでいます。風俗系のサービスをお望みの方には、一目でわかりやすい広告であることは事実です。 もちろん、そうじゃなく広告も出てますから、「まじめそうな」広告表現のマッサージ店に電話して、出張マッサージを依頼すれば良さそうなものですが、やってきたマッサージ嬢がどうみても「キチンとしたマッサージなどできない風俗嬢だ、ということも多いようです。 では、疲れたとき自宅やホテルで「キチンとした」マッサージを受けたい場合、どうすればよいのでしょうか。 日本語フリーペーパーの広告から探す場合は、当然ながら「まじめそうな」広告表現のお店を選びます。 そして、料金とメニューをチェックします。「全身マッサージ」60分で100元前後、さらに「フット(足底)マッサージ」もメニューにあり、逆に「ヨーロッパ式」とか「オイルマッサージ」などのメニューが掲載されていないお店であれば、「キチンとした」マッサージ師がいる可能性が高くなります。 そして、電話をかける際、もし奥様と同居されているのでしたら、奥様にかけてもらいましょう。そうでない場合は、きちんと「専業按摩(ヂュアンイェ・アンモォ)」「常軌按摩(チャングイ・アンモォ)」が必要だ、と告げましょう。仮に風俗サービス中心のマッサージ店であっても、電話で事前に「キチンとした」マッサージを受けたい、と伝えておけば、「キチンとした」マッサージの技術を持ったマッサージ師を派遣させてくるはずです。 あとは、意思をしっかり持つことです。要らないものは要らない、と言い、状況に応じては交通費だけ支払ってでも、追い返しましょう。
by pandanokuni
| 2004-11-07 18:36
| ひまネタ
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