今年第3四半期までの北京の自動車の販売台数は、前年同期比4.4%増に留まったそうです。去年の伸び率が58.4%と異常なので、この伸び率じゃ、中国のクルマブームも終わったな、と思われても仕方ないですね。
私が北京に来たばかりの1997年頃、北京では天津製の1000ccクラスのシャレードが主流でした。90年モデルのダイハツ・シャレードをベースに部品の過半数以上は中国国内で調達して組み立てたものですが、15万RMBくらいしました(当時のレートだと230万円って感じ)。もっと高級になると上海製のサンタナ。これは20万RMB以上(320万円)でした。 いまも、7年前と同じシャレードが販売されてますが、同じクラスで3.5万RMB(いまのレートだと45万円)。4分の1の値段になりました。 この間、北京のクルマはどんどん増え続けて、交通渋滞は深刻さを増すばかり。クルマブームに乗って自家用車を購入した人たちは、月収5,000-1万RMB未満の「小金持ち」が大半です。だいたい月収が5,000RMB以上あると、ローンでクルマを買っても維持していくのに十分なようです。 月収5,000RMB(約6万5,000円)くらい北京じゃ皆稼いでるんじゃないか、と言うと大違いで、北京の労働人口だとトップ5%のエリートなわけです。残りの95%は3.5万RMBに値下がりしても自家用車なんて高嶺の花。 いま北京で大衆車の在庫が増えていると言う事実も、クルマを買える人は皆買い終えた、と考えると当然納得のいくことです。 だからと言って、中国じゃもうクルマブームは終わったか、と言うとそうではありません。 「小金持ち」がどんどん「中金持ち」になっていますし、「中金持ち」はどんどん「大金持ち」になっているのです。 「小金持ち」の象徴たるシャレードやサンタナは「中金持ち」にはふさわしくないので、「中金持ち」になった「小金持ち」はもう少しグレードの高いクルマに買い換えるのです。ま日本ブランドだったらホンダのアコードあたりになるでしょうか。シャレードやサンタナの4~5倍の値段がする広州製のアコードではありますが。
by pandanokuni
| 2004-10-19 17:36
| 経済ネタ
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