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小泉さんの参拝、CCTVが異例の速さで"強烈抗議"
小泉さんは、8月15日、北京時間の6時50分までには参拝を終えたそうですが、その10分後、午前7時には中国中央電視台(CCTV)ニュース・チャンネルが速報として取り上げ、中国外務省の抗議コメントを繰り返し読み上げました。

新華社通信のウェブサイトでは、7時13分に参拝の写真入りで参拝の事実と中国外務省のコメントをアップしました。以下全文を拙訳にて引用します。
本日、日本の小泉純一郎首相が第2次世界大戦のA級戦犯を祀る靖国神社をまた参拝しました。中国政府は、日本の軍国主義の侵略戦争で被害を受けた国々の国民感情を傷つけ、日中関係の政治的基礎の筋道を破壊する行為に、強烈な抗議を示します。

靖国神社に祀られているA級戦犯は、日本軍国主義を発動し実施し、対外侵略を計画し指揮した人々であり、近代史上アジアと世界に甚大な災いをもたらした元凶です。小泉首相が国際社会やアジアの国々と日本の国民の関心と反対を無視し、戦争犯罪者の祀られている靖国神社を参拝したことは、国際正義への挑戦であり、人類の良知を踏みにじる行為です。

中国は日本軍国主義と対外侵略戦争の最大の被害国であり、中国国民は日本の中国侵略戦争の中で深刻な災難を受けました。こうした歴史を正確に認識し対処することが、戦後の日中関係を修復し発展させる政治的基礎であり、両国がともに未来に向かうための重要な前提でもあります。小泉首相は、歴史問題で継続的に中国国民の感情を傷つけてきただけではなく、国際社会の信頼を失い、また日本国民の信頼をも失い、日本の国家イメージと国益に損害を与えました。

日中が健全な関係を維持することは、両国の国民の根本的な利益に適うものであり、アジアと世界の平和と安定にも有益です。中国政府と人民は、友好的な日中関係を重視する政治家や多くの日本国民とともに、日中関係における3つの政治的文書を基礎として、「歴史を鑑に、未来を見据える」の精神に基づき、両国の平和共存、世代間の交流、利益をもたらす協力、共同発展、に力を尽くします。私たちは、日本各界の有識者が歴史の潮流に順応して、政治的障害を取り除く努力をし、日中関係が一日も早く正常な軌道に戻ることを、信じております。

"強烈抗議"ではありますが、内容としてはかなり"温厚"と言えるのではないでしょうか。
「A級戦犯は悪いけど、多くの日本人は悪くない。」と言う理論同様、「小泉さんは悪いけど、多くの日本国民は迷惑している。」と小泉さんへの個人攻撃を原則としてます。
そして、友好的な日中関係を重視する、日本の政治家や多くの国民、各界の有識者に、一緒に未来を築いていこう、と呼びかけています。

過ぎたことより、これからのことに期待したい、と言うことですね。中国当局内部では、ここ数ヶ月の間、この日への対応について、あれこれと綱の引っ張り合いをしていたと思います。それで、こうした"温厚"な抗議コメントに落ち着いたのでしょう。
安倍さんが首相に選ばれ、参拝を続けるようであると、日本は、このコメントで中国が期待するようにはならないかもしれません。中国指導部の中の対日強硬派の声が大きくならないように願いたいものです....。
by pandanokuni | 2006-08-15 09:37 | 政治ネタ
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