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[いずれにせよ]テロ情報まで、中国政府に気遣いですかぁ....[警戒]
11月9日CNN Webは、「中国の高級ホテルでテロ情報と、北京の米大使館情報」と伝えました。在中国のアメリカ大使館は中国在住のアメリカ人にEmailで警告までしたそうです。アンマンでイラクのアルカイダがホテルを爆破したらしいので、それっぽい情報だなぁと思っていました。

中国の欧米系ホテルは何もアメリカ人だけが利用しているわけではありません。ビジネスに観光に日本人もたくさん利用しています。北京の欧米系の高級ホテルは立地が便利ですし、トイレだって安心して利用できるので、私もたまには打ち合わせや待ち合わせに使ったりします。アメリカのテロ情報なんて、当てにならないとは思いつつも、北京でアルカイダのテロなんかにぶち当たったら洒落になりません。

我が日本政府はこのテロ情報をどのように扱っているか、さっそく在留法人の保護がミッションの一つである在中国の日本大使館のホームページを覗いてみることにしました。

ありました。テロ情報。でも、
イスラム過激派が中国国内のホテルへの攻撃を計画している旨の情報については、10日、中国外交部により信憑性がないものとされました。」だって!!この情報だけでは、意味不明って感じですね。

それなら、中国外交部がどんな発表をしたのか調べてみたのですが、HPを見る限り、きょう(10日)までの定例記者会見の内容では、そんな話はでていません。
ならば、中国の報道はどうなのか、ちょっと調べてみると、ありました、ありました....「聯合早報」のWebsiteにこんな記事が....
「中国外交部のスポークスマン秦剛さんが、きのう記者会見で関連質問に、このところ六カ国協議の仕事に忙しくて、イスラム過激派が北京でテロを計画しているような情報は聞いたことが無い、と答えました」
もしかして、日本大使館の情報ソースってこのことですか?でも、「きのう(9日)」の発言だから違いそうですね。きっと独自に問い合わせたら「アメリカの言ってることなんて信じなくて良い」とか言われたんでしょう。

それにしても、さすが在中国の日本大使館は、中国に対して気遣いができてますね。
アメリカよりも中国を信じるんだ、という姿勢、なかなかのモノです。小泉さんや安部さんに知れたら、怒られちゃうんじゃないでしょうか。
でも、責任逃れも怠ってないようです。HPでは、
いずれにせよ、当館としては、在留邦人の方々の安全に万全を期すべく、関係各機関と緊密な連絡を図っていく方針です。 」だって!!

いったい何が「いずれにせよ」なんでしょう。

中国(特に北京)の4つ星、5つ星ホテルをご利用の皆さん、「いずれにせよ」ご用心しましょうね!!

[追記]
在中国アメリカ大使館のサイトでも、11月10日付けでテロの危険情報は「信憑性が無い」と撤回したことが分かりました。
by pandanokuni | 2005-11-11 00:02 | 政治ネタ
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