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百度(Baidu)、秘かに日本語版サービス開始。画像検索は使える!!
中国国産の(?)中国のNo.1検索サイトで全世界での利用数第4位のウェブサイトでもある"百度(Baidu)"日本語ベータ版のサービスを開始していました。

実はこの"百度(Baidu)"、2006年12月に日本進出を発表したとたん日本のネット関係者から大きな顰蹙を買ってしまったのです。何も、日本のポータルサイトが"百度(Baidu)"を脅威に感じたから、というわけではありません。日本語のウェブサイトに、マナー違反のクローラ攻撃を仕掛けてしまったからです。
日本語サービスを開始するためには、日本語のウェブサイトの情報を収集し分析する必要があるわけで、そのためにはたくさんのコンピュータがたくさんのウェブサイトにアクセスしなければなりません。2006年の秋くらいから、"百度(Baidu)"のSpider(情報収集エージェント)からと思われるアクセスが急増し、ネット上のトラフィック(交通量)が増え、またたくさんのウェブサイトのサーバーに負担がかかってしまいました。
日本語版サービス開始を急ぐあまり、まるで中国からのサイバーテロみたいな状況になったわけで、日本のネット関係者からたくさんの苦情が寄せられるや、"百度(Baidu)"は「日本のインターネット業界におけるルールに従い、このようなことが二度とないように努めていく」という日本法人代表の"お詫び文"を同社サイトに掲載、アクセスの集中を防ぐための対策を合わせて発表したのでした。

日本でのデビュー前から、さっそくやらかしてしまった"百度(Baidu)"でしたが、今週あたりから秘かにベータ版のサービスを開始していました。現時点では、ウェブ検索と画像検索のみですが、何はともあれ、さっそく中国国内では満足できる結果が得られにくい検索ワードを使って試してみることにしました。
『天安門事件』
中国語版で検索すると、1976年4月5日の事件がトップ表示されます。日本人の多くにとって馴染み深い1989年6月4日の戦車登場バージョンの説明サイトも一応第4位で表示されました(日本からのアクセスだからでしょうか!?)。
さて、日本語版ではWikipediaの"六四天安門事件"(1989年バージョン)がトップ表示されました。これはGoogle(日本語版)の検索結果と一致しています。"百度(Baidu)"の検索結果1ページ目の10件はすべて1989年バージョンに関するサイトでした。
『法輪功 弾圧』
この検索結果は自虐的でした。トップ表示は「宗教思想を弾圧する共産主義国家中国」ですもの!!皮肉にも自らの国家がこんな風に言われているサイトを紹介してしまっているわけです....。
いくつかの濃い検索ワードで試してみましたが、現在公開中の日本語ベータ版には、いまのところ中国当局への気配りはなされていないようです。この先、どうなるかが楽しみではあります。

さて、画像版のほうはいまがご利用のチャンスと言えるでしょう。GoogleやYahoo!では探し物がなかなか見つからなかった皆さんはぜひ試していただきたいと思います。グラビア・アイドルの写真なんかを集めるときには威力を発揮するはずです。
例えば、"沢尻エリカ"で大きな画像を検索すると、"百度(Baidu)"画像のほうは、かなりマッチした画像が、再検索無しで43ページまで表示されます。しかも、濃~いアイコラ画像なども散りばめられています。
いっぽうのGoogle イメージのほうは2ページ分、再検索をかけても6ページ分までしか表示されません。
"百度(Baidu)"のほうには、まだ著作権関係者からの圧力がかかっていないのでしょう。アイドル、タレント、著名人、キャラクターなどのイメージをゲットするには、いまのところ"百度(Baidu)"画像がお勧めといえるでしょう....。

"百度(Baidu)"は日本でのパートナー企業を探しているそうです。どんな企業が名乗りを挙げるのか、ちょっと楽しみではあります。
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by pandanokuni | 2007-03-21 19:54 | 社会ネタ
パクリっ!? 中国版セカンド・ライフ。

b0047829_16394021.jpgバーチャルな世界で、自分の分身であるアバターを操り、友達を作ったり、商売をしたり、悪さをしたりできるセカンド・ライフ。世界で約470万人の居住者を集めていますが、英語の苦手な日本人向けに日本語サービスがもうすぐ始まります。日本人客を呼び込もうと、多くの日本企業がセカンド・ライフの中にバーチャルなお店を準備している最中です。

さて、セカンド・ライフの居住者(利用者)の多くはアメリカやイギリスなど英語圏の人たちで、次いでドイツや日本の人たちですが、全体の2%弱ですが中国人も住んでいます
そうした人気にあやかろうとしてか、さっそく中国版のセカンド・ライフが登場していました。
HiPiHiと言うサイトがまさにそれで、トップ・ページのデザインやバーチャル世界やキャラクターの雰囲気まで、セカンド・ライフそっくりです。
セカンド・ライフのタグラインが、"Your World. Your Imagination. (あなたの世界。あなたの想像力。)ならば、HiPiHiは「あなたのために世界はある」。何から何までパクリと言えるでしょう。

HiPiHiは、泣かず飛ばずのB2Bサイト"我的網(My Web)"の総経理を務め、一応1999年には中国ネット業界10大人物にも挙げられた許(Xu)さんと言う人物が2006年春に始めたもので、8月には中国国内のベンチャー・キャピタルから10数億円規模の資金調達を受け、北京の中関村に100人規模の会社を設立し、運営しています。
"本物の"セカンド・ライフ・ブームが、東アジアに浸透し始めた2006年秋頃には、日本や韓国の複数のネット系企業が"二匹目のドジョウ"を狙うため、HiPiHiを訪れ、資金提供を検討したそうですが、ユニークさのかけらも無い"どパクリ"サービスであることが判明し、そそくさと撤退してしまったそうです。


b0047829_16404267.jpg化けの皮が剥がれてしまったのか、HiPiHiのトラフィックは低迷を続け、2007年3月16日時点のAlexaのランキングでは20万位以下という状況です。本家本元のセカンド・ライフは、日本語、ドイツ語、韓国語によるサービスの次に、中国語でのサービスを用意しているようです。パクリ君HiPiHiの将来は決して明るくなさそうです。

検索サイトの領域では、百度(Baidu)が優勢を堅持し、谷歌(Google)は苦戦を強いられています。百度が登場したとき、私はGoogleのパクリじゃないか、と感じましたが、中国語という言語の分析や研究において、百度にはユニークなテクノロジーが存在しており、"袖の下"による上位リスティング疑惑など、どうこう言われながらも、その検索結果や多岐に渡るサービスが、中国人ユーザーに支持されているのです。
HiPiHiも、もっと中国の文化や習慣などを積極的に取り入れれば、中国語圏で浮上するかもしれませんが.....。

*画像:上が本物、下がパクリもの

HIPIHI関係者からのご意見
このエントリーに関して、内容の一部に誤りがあるというご意見を、HIPIHIの関係者の方から頂戴しておりますので、ご紹介申しあげます。
*2006年春以前に開発は始まっていました。
*社員数は100名規模ではなく、70名弱です。
*2007年3月19日からβ版のサービスを始めたばかりで、関係者などにID発行を限定しているので、Alexaのランキングが伸びないのは当たり前です。
*現在でもVCなど複数社が出資を検討している最中です。
(追記:2007年4月7日)
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by pandanokuni | 2007-03-16 16:43 | ひまネタ