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コーヒー・コーラ。
500mlペットボトルの飲み物。中国でも若者の間で主流になってきています。
ことし北京では麦茶系の飲み物が秘かなブーム。去年は緑茶系、一昨年はスポーツドリンク系、その前は紅茶系....。ポイントは"甘い"ということ。緑茶もウーロン茶も麦茶も、少し甘いほうが無糖タイプよりも売れているようです。果汁系、カルピス系、アミノ系、日本とほぼ同じように、様々なペットボトルの飲み物がマーケットに出ては消えていきます。

とは言え、ペットボトルの王道は、ミネラルウォーターとコーラ系です。コーラ系はペプシもコカコーラと同じくらい頑張っています。そしてローカル系ブランドのコーラも秘かに頑張っているのです。


b0047829_15355386.jpg「嵭山可楽(Laoshan Cola)」は、山東省の嵭山のお水を利用した、いわばどローカルなブランドです。パッケージを見る限り1905年からあるらしく、青島あたりではよく見かける商品でしたが、今年に入って北京や上海でもお店に並ぶようになりました。炭酸が強い割には酸味が少ないので、ちょいと刺激性に乏しい感じですが、なかなかの出来栄えです。



中国全国的に著名なローカルコーラのブランドといえば、「非常可楽(Feichang Cola)」でしょう。いまはフランスのダノンの資本を受けている[女圭]哈哈(Wa Ha Ha)という食品会社が、今世紀初頭に愛国心に訴える大プロモーションを行った「中国人のコーラ」です。でもアメリカのコーラには太刀打ちできなかったようです。


b0047829_1536279.jpgその[女圭]哈哈(Wa Ha Ha)が、「コーヒー・コーラ」(珈琲可楽・Coffee Cola)なるものを発売しました。コーラにアイスコーヒーを加えたような味です。
北京では喫茶店も増え、スタバもたくさんできたので、コーヒーがかなりポピュラーな飲み物になりました。ただ缶コーヒーがポピュラーではないので、コーヒー漬けの若者は、お家や職場ではインスタント・コーヒーを飲むことが多いようです。そんな人たちに、道端で売っている「コーヒー・コーラ」は少しだけ魅力的かもしれません。
でも、コーヒーというよりはコーラに近い味がします。その他多数の飲み物とともに、今シーズン限りでマーケットから消えていってしまうかもしれません....。
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by pandanokuni | 2006-07-30 15:13 | 社会ネタ
馮錦華さんと女子大学院生まやさんと
馮錦華さんをご存知でしょうか?

馮さんは、2001年8月に小泉さんの靖国神社参拝に抗議するため、靖国神社のこま犬の台座にペンキスプレーで落書きをし器物損壊罪で有罪判決を受けたました。2004年3月24日には仲間6人とともに尖閣諸島・魚釣島に上陸し、沖縄県警に逮捕された後、強制送還されました。2005年4月に発生した"反日デモ"の時には、黒幕のひとりではないかと、日本のメディアに報じられた人物です。2006年1月14日には朝日新聞にインタビュー記事も掲載されています。

日本の人たちにはこんな形容詞を冠して紹介されています。

かたや中国ではこのように紹介されています。

念願だったご本人に会ってお話しすることができました。
日本では中国の右翼活動家などと言われていますが、彼は私と同業で、広告会社の管理職をしています。とても優しい顔つきの好青年という雰囲気。物腰も柔らかく、話し方も丁寧な、まさに紳士でした。馮さんは日本で長く暮らしていましたから、日本のことを良く知っています。日本への入国を閉ざされたいまでも、日本のことをよく勉強している様子でした。
馮さんからは、当局との関係や靖国・尖閣列島問題の解決案など、興味深いお話をたくさん聞くことができました。昨年(2005年)4月に起きた"反日デモ"に象徴される中国における反日の世論や活動についての日本の大衆メディアの報道や分析が、現実とはかけ離れている部分が多いことも検証できたと思います。

馮さんはウェブサイト「中国愛国者同盟網」の管理者でもあります。
このサイトのBBSには、日本のことを何も知らないような若者の感情的で下品な書き込みも多いのですが、馮さんとしては、そうした"熱血中国若者"にも、いまの日本をもっと理解してもらいたいと考えているようです。こうしたサイトだからこそ、いまのフツーの日本や日本人のことを紹介するようなコーナーが必要だし、日本人にも協力して欲しいと願っているそうです。「日中関係は重要だし、改善するには民間レベルの相互理解が不可欠だ」と言う馮さんに、私も共感しました。「もちろん、領土問題などお互いに譲れない問題もあるけど。」これにも共感です。
大好物の吉野家の牛丼のことを「ヨシギュウ」と言い、北京の「ヨシギュウ」はちょっと値段が高い、と嘆いていた馮さんは、メディアが作り出したイメージとはまったく別人のようでした。

ところで、馮さんと私を引き合わせてくれたのは、北京の大学でジャーナリズム学の修士課程に在籍中の"女子大学院生まやさん"です。彼女は華奢で物静かな感じの日本の女の子なのですが、昨年の"反日デモ"の直後には、「愛国同盟網」総編集長・盧雲飛さんにインタビューを挑んだり、『中国青年報』の付属週刊誌『氷点』の停刊処分問題を追いかけたりしている行動派です。
産経新聞などで大きく取り上げられ、日本でのみ出版された『「氷点」停刊の舞台裏―問われる中国の言論の自由―』の著者でもあり、停刊前『氷点』の主幹編集長でその後、更迭された李大同さんとも彼女は頻繁にコンタクトを取っていて、当局の圧力やネット統制をさらりとかわしている現体制に批判的な中国の論客の日常などを自身のメルマガで発信しています。

いまの中国に懐疑的な日本人が支持しそうな李大同さんとも、逆に反中国的な日本人が忌み嫌いそうな馮錦華さんとも交流し、日本の大衆メディアが伝えられないような、真実により近い中国の実状を自分の目と足で取材し、無報酬のメルマガで発信している"女子大学院生まやさん"は敬服に値します。
これからも頑張ってもらいたいと思います。
そして、日本のプロフェッショナル・メディアの方々には、もっともっと頑張ってもらいたいと願っています....。
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by pandanokuni | 2006-07-27 23:51 | 社会ネタ
中国の偉い方も揃ってクールビズ。
久々に皆さんが集いました。中国共産党の中央政治局のお勉強会です。革命の歴史をお勉強中です。中国がたくさんの石油資源を無駄遣いしていると、外国に責められているので、ノーネクタイで省エネに取り組む姿勢をアピールします。


b0047829_0142420.jpg胡錦濤さんは、きっと共産党から支給されたであろう上っ張りを着ていますね。ノーネクタイですが、フツーのスーツ姿よりも暑苦しい雰囲気がしちゃいます。

b0047829_0145114.jpg温家宝さんは、オーソドックスに白ワイシャツ姿。基本ですね。最近また痩せちゃったようですが、洪水災害の視察にふっくらした姿は似合いませんから、まさに適任と言えますね。

b0047829_0152663.jpg呉邦国さんは、胡錦濤さんとお揃い。でも胸元が涼しい着こなしです。

b0047829_0163079.jpg賈慶林さん、浮かない顔ですねぇ....。追及の手が間近に迫っているからでしょうか。そろそろ海外に長期出張するのが良いかもしれません。

b0047829_016766.jpg曽慶紅さん、余裕ですね。この4人の中では一番イキイキした感じですね。何かいいことあるのでしょうか。クールビズも、まぁ、ただ一人合格点、って感じではないでしょうか。



皆さん、歴代王朝崩壊の歴史についても、しっかりお勉強してくださいね。
写真提供は、天下の、もとい中華のCCTVでした。

PS
livedoor版にフツーの北京の動画をアップしました(exiceのほうは制限があるので)。ぜひそちらもご覧ください。
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by pandanokuni | 2006-07-26 00:16 | 社会ネタ
東アジア外交が緊迫していたある休日の北京での些細な出来事。
確か小沢さんがおっしゃっていた、日本を頂角とし中国とアメリカが底角となる二等辺三角形の図は、いまのところアメリカを頂角とし中国とアメリカが底角となる、しかも底辺が相当長~い二等辺三角形の図になっている感じですね。

北朝鮮をめぐり、中-米-日と緊迫した外交交渉が行われていたはずの、土曜日の北京での些細な出来事。
その前日から私は体調を崩してしまい、土曜日に病院に駆け込みました。サービス過剰の外国人向けクリニックなので、点滴を3本も打たれてしまいました。ふらふらになりながらタクシーを拾い、朦朧と自宅マンションに戻るところでした....。
私は幸いにも北京では高級と言われるマンションに住まわせていただいてるのですが、マンション敷地内の道路に入ると、私を乗せたタクシーの前を[使]ナンバーの日本車がのろのろと走っていました。[使]ナンバーとは北京にある大使館の登録自動車です。

私の住むマンションはいくつかのタワーがあり、その中には家賃が私の住むタワーの2倍以上もする、ジャッキー・チェーンやヴィッキー・チャオも住むような超高級タワーがあります。[使]日本車は、その超高級タワーの前の路上で止まりました。マンション敷地内の道路は、一車線の一方通行。私を乗せたタクシーが追い抜くスペースはありません
私は一刻も早く部屋に戻って横になりたい状態です。<おいおい、車寄せがあるんだから、そっちにつけてよ>とは思いましたが、人の乗り降りくらいだと思って、我慢していました。でも北京のタクシーの運ちゃんには、気の短い方が多いのです。さっそくクラクション「ぶーぅ」。すると、早速マンションお抱えのガードマンが飛んできました。路上停車の日本車を注意するのかと思いきや、クラクションを鳴らした運ちゃんに警告。確かに、マンション敷地内の道路はクラクション禁止なのです。

[使]日本車の運転手さんがクルマを降り外側から後部のドアが開けると、東洋系のオジさんとオバさんが降りてきました。お二人は明らかに日本語で会話。<おいおい、日本の大使館の人かよ。>気の短いタクシーの運ちゃんは、クラクションがNGだと分かったので、こんどは[使]日本車の運転手さんに「早く出せ!!」などと罵声を浴びせています。
(恐らく)日本の大使館員のオジさんとその奥さまは、手ぶらのまま優雅にマンションのエントランスへと消えていきました。これで[使]日本車が動き出すと思いきや、その運転手さんはトランクを開けて、荷物を取り出し始めました。

私はタクシーの助手席に座っていたので、トランクの荷物が良く見えました。北京の高級デパートの一つである「太平洋百貨」の地下食品売り場の大きな手提げ袋が恐らく10数個はあったでしょうか。[使]日本車の運転手さんは、左右の腕に3つか4つぶら下げて、マンションのエントランスへ運んでいきます。
気の短いタクシーの運ちゃんもこのあたりで日本の大使館関係者のクルマだと悟ったのでしょうか、怒りを通り越して諦めモードに入ったようです。「あいつら日本の大使館だよなぁ。あぁ、日本、日本...。シャオ・リーベン、だよなぁ。」と私の同意を求めるような独り言を発していますが、さすがに私も「ボクも日本人だし、何か問題が起こったらボクらを守ってくれる立派な人たちなんだよ。」などと言う気にはならず、「そうね。」と小さく同意してしまいました。当然のことながら、タクシーの運ちゃんは私が日本人であることに気づいていません。
結局、カムリの運転手さんはクルマとエントランスを3往復して、(恐らく)日本の大使館員のお買い物袋を運び出したのでした。

自宅マンションまで歩いてもスグの場所ですし、普段でしたらそこでタクシーを降りていたのでしょうが、体調がよろしくなかったもので車中でじっと堪えていました。
すべての買い物袋をマンションのエントランスへ運び終えると、[使]日本車の運転手さんはトランクを閉め、何事も無かったかのようにクルマを走らせました。オジさんとオバさんは、マンションのエントランス・ロビーで運転手さんが買い物袋を運び終えるのをただ待っているだけでした。エントランスまで運び込まれた買い物袋は、この超高級マンションお抱えのベルボーイに引き継がれ、ご自宅まで運ばれていくようです。
この間7~8分ってところでしょうか?もちろん、私を乗せたタクシーの後方はクルマで数珠繋ぎ状態になっていました。迷惑千万って感じでしょうか。

東アジアが緊迫しても、現状の日中関係では、在中国日本大使館はあまり動きようも無いので、土日はしっかりお休みする。これはいいでしょう、不必要な残業は日本人の悪い習慣ですし....。
お休みなんだから、夫婦で仲良くお買い物に出かける。これもいいでしょう、旦那さんが女性スパイに接触するリスクが減るような感じがしますし....。
休日のお買い物に大使館の公用車を使う。あれだけ買い込まれたのですから、きっとご自宅にどこかの国の外交官を招いてパーティでもなさるのかもしれませんし、だとすれば休日というのに公務みたいなもので、ご苦労様であります。ですから、これもまたいいでしょう。
あれだけたくさんのお買い物袋をすべて運転手さんに運ばせる。まぁ、この国では荷物運びも運転手さんのお仕事の内のようですから、これもきっといいのでしょう。
でもさぁ、後ろのクルマが通れないような狭い道路にクルマを止めさせて平気でいるのは止めて欲しいと思います。たくさんのクルマに迷惑がかかることくらい、あそこにお住まいの方だったら誰でも分かるハズ。しかも、エントランス前に車寄せだってあるんだから。

ようやく部屋にたどり着いて、体温を測ったら39度になってました。
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by pandanokuni | 2006-07-17 10:57 | 社会ネタ
[続]国連安保理の北朝鮮決議をめぐる各国のやり取りを勝手に想像してみました。
少しだけ評判が良かった前回のエントリー:「勝手に想像」でしたが、結末にズレがありましたので、懲りずにまた想像してみました。

7月12日(現地時間)、小泉さんイスラエルに降り立つ。
小さん「なんでボクが着いた途端に、レバノンとか攻撃すんの?せっかく卒業旅行に、胡さんが取り入ってるアフリカじゃなくて、こっちのほう選んだのに...。キムさんとこ?あっ、アレね、アベちゃんに丸投げしといたから。」
アベちゃん「武さん、何の手土産も持って帰らないようだし、強気強気でいいでしょ、ボルトンさん?」
ボルトンさん(ひげオヤジ)「イイんじゃん、アベちゃん。そーいう強気んとこ、好きだなぁ。」

7月15日(北京時間)、中国代表団、北朝鮮から相次いで帰国。
武さん「胡課長!!回(ホイ)さんがお土産もらってきたんですよぅ!!」
胡さん「子どもの踊りばっか見させられて帰ってきた思うていたんやけどなぁ。」
武さん「さすがホイさんっすね。えぇと、これなんですけど...。キムさん直筆のお手紙のようです。」
胡さん「見してみぃ....」
武さん「ご覧になりますかぁ?」
胡さん「.......(沈黙約1分)......。こりゃ、アカンわぁ。」

胡さん、慌ててブさんにお電話。
胡さん「ブッシュはん、ウチのもんがキムさんとこから果たし状預かってきてまんねん。ワテも使いっ走りみたいで、恥ずかしいんやけど、あと頼みますわぁ。」
ブさん「直接振られても迷惑なんだよねぇ...。」
胡さん「いや、ほなん言われても、正直ワテかて手余してまんねん。ブッシュさんとこに、すべてお任せしますわぁ。」
ブさん「そんなこと言わないでっちょ。お隣じゃん、よろしく頼むよ。」
胡さん「ほな、安保理でエライ強気な小泉さんとこ、何とかしてくれまっかぁ?」
ブさん「その話なんだけどさぁ、胡さんとこ、こっちでVETO使ってくれると嬉しいんだけどなぁ?イスラエルのことでウチだけVETO使うと目立っちゃうし...。」
胡さん「ほな言いますけど、ワテんとこにとってキムさんとこはお荷物みたいなもんやさかい、ブッシュさんとこのイスラエルとはワケが違いますねん。」
ブさん「それもそうね。胡さんにはある意味シンパシー感じちゃうしなー。じゃあ、わかった。コイズミちゃんなら何でもボクの言うこと聞くから、大丈夫!!」
胡さん「おおきにぃー。あっ、そやけど、小泉さんとこの若いモンが、エライ強気でっせぇ。お宅のひげオヤジと屈託しとるんちゃいまっかぁ。」
ブさん「ああ、アレ大丈夫。ウチのオバちゃん秘書が宥めてるから。それに小泉さんとこの若いモン、ちとアブナイってオバちゃんも言ってたから、芽を摘むいいチャンスかも知れないよ。胡チャンもイヤなんでしょ、そのアベちゃんとか言う若いモン....。」
胡さん「ブッシュさんも、アホみたい見えていろいろ考えてますなぁ。」
ブさん「いやぁ、それほどでも無いんだけど。ま、だからさぁ、キムさんとこは頼んだからね。こんどまた騒ぎ起こしたら、胡さんのところへの風当たり、強くなるよぅ。」
胡さん「そな脅かしますなん。ほな、ワテらも頑張りまから、よろしく頼みますわぁ。」

7月15日(現地時間)、サンクトペテルブルク....。
プさん「G8でも、安保理でも結束力が大事ってことね。ていうか、全会一致!?」
ブさん「そーいうことね。」
胡さん「やっぱ、そうやねん。」
その他大勢「そうね、よかった、よかった。」
小さん「ところで、安保理の決議って、拘束力あるんっすよねぇ。」
ブさん「う、うん、バウンド、バウンド。」
胡さん「そりゃ、ちがうんちゃう?」
ブさん「う、う、うん、ないね、ない、ない...。」
その他大勢「......。」
小さん「えぇ!?拘束力あるって言ってよ、みんなぁ。それと例の拉致問題のこともちょこっとさぁ...。」
プさん「はい、はい、はい....。みなさ~ん、せっかく集まったんだしぃ。そろそろ、他のお話しないぃ?ていうか、話題変更!?」
(もちろん、これはフィクションです)

ま、日本としては「国連憲章第7章」を本気で盛り込みたかったのでしょうが、中国と高いレベルでダイレクトにコミュニケーションできない状態がちょっと裏目に出たことは事実でしょう。ただ、ミサイル発射直後に制裁決議案を安保理に提出して、ギリギリまで強気を装うことをしなければ、北朝鮮に対する決議が全会一致では採択されなかったかもしれませんから、日本外交の失態と言うのはちと気の毒なようにも思えます。
でも、中国とアメリカが東アジアのことを直接話し合い、日本がどんどん置いていかれる、といった構図は、これからも続くことになるのかも知れませんね。
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by pandanokuni | 2006-07-17 10:21 | 政治ネタ
国連安保理の北朝鮮制裁決議をめぐる各国のやり取りを勝手に想像してみました。
7月5日早朝(日本時間)、ミサイル発射!!

胡さん「あかんなぁ。キムさん、また面倒なことしちゃいまって、マーファンあるよ!!」
小さん「国連で制裁決議ですよねぇ、これは。ね、ブッシュさん...」
ブさん「キムさんとこから花火だってぇ!?独立記念日だから、いいんじゃん、別に。コイズミちゃんが、そんな騒いでんの?基地の話もついたし、牛肉ももう出せるんだろ、ほっとこ。
プさん「打つって聞いてたけど、アタシんとこの領土スレスレじゃない。もうすぐサミットで主役張るのに、困ったもんだわ。」
ノさん「同胞、同胞、同胞....。」

7月5日午前(米東部時間)、小さんが安保理に制裁決議案を提出。

小さん「こっちにはブッシュさんがついてるもんねぇ。こないだ自家用飛行機にも乗っけてもらったし。プさん、拒否権使えないっしょ、サミットで気まずくなるもん...。そうなると胡さんも拒否権使いにくくなるだろうし。こっちは強気、強気、強気だもんねぇ。」
プさん「胡さん、申し訳ないんだけど、あたしVETOなんか使いたくないんで、キムさんのこと、何とかうまくなだめてくれないかしら...。」
胡さん「ワテのメンツ、なんとか保たんとあかんなぁ。ブさんがブラックマネー、小さんが贅沢品をシャットアウトしたんで、ウチが日用品まで止めたら、さすがのキムさんも音を上げるんちゃうかなぁ。6カ国会議に引きずり出したら、ええんやろぅ。任しといてやぁ。」
ブさん「コイズミちゃんだけ、何だかヤケに張り切ってるねぇ...。でも、あんまり甘えられても困るんだよなぁ。」
ノさん「同胞、同胞、同胞....。」

7月7日、安保理で制裁決議案を審議。

胡さん「皆はん、お怒りでんがな。ワテもほんまカチンと来てるんねん。そやけど制裁決議はあきまへんでぇ。キムさんとこ追い詰めちゃうと、アカンでぇ。ほんま面倒なことになるでぇ。ちょいとここは、ウチに任せといてやぁ。」
プさん「胡さんも、そうおっしゃってるしぃ、慌てる乞食は貰いが少ないって言うしぃ、もうちょっと様子を見ましょうよ、ていうか、虎視眈々!?」
小さん「皆さん、ちょっと甘いんじゃないっすかぁ。ボクとブッシュさんは引かないからね、毅然とした態度で臨まないとダメですよ。」
ブさん「.....。」

7月10日深夜(北京時間)、キムさんところを訪問中の武さんから報告が。

武さん「胡課長、あきまへんわぁ。キムさん、えらい頑固やねん。みんなで集まって仲良く話し合いましょ、言うとんのに、相変わらず、アメリカとサシじゃないとアカン、と言うとるんですよ。」
胡さん「日用品もエネルギーもみんな止める、っう言うたんかぁ?それでもダメなんかぁ?ほな、もう鉄鉱石は要らんと言うたれ!待てよ、でもあすこの鉄鉱石は必要やなぁ...。どないしよ?...ま、一所懸命頑張ってやぁ。」

7月10日午後(米東部時間)、安保理で制裁決議案決議見送り。

ブさん「ま、そういうわけだから、胡さんの腕の見せ所、ということで、も少し待ってみようや。」
小さん「ブッシュさんがそうおっしゃるなら、それしかないっすね。でも胡さんの説得がうまく行かなかったらどうするんすかぁ....。」
ブさん「その時は、みんなして胡さんをバカにしちゃえばいいじゃん。コイズミちゃんも彼に言いたいこと、たくさんあるんでしょ?」
小さん「胡さん、会ってくれますかねぇ?」
ブさん「会わないって言うんだったら、ボクから伝言してあげてもいいよん。コイズミちゃんもお参り、行き易くなるじゃん。」
小さん「そーっすよね、そーっすよねぇ。」
ノさん「一応、同胞に遺憾の意を伝えておくニムダ。」

そのころ、キムさんところを訪問中の武さんからまた報告が。

武さん「胡課長、やっぱあきまへんわぁ。ブッシュさんとこがマカオの銀行をオープンにしてくれないと、会議に出て行かんとか言うてますねん、キムさん。こりゃ、ブッシュさんとこが出てこんと、埒が開かんと思いますねん...。」
胡さん「参ったなぁ、いいとこ見せたろうと思ってたんに...。ま、サミットが始まる15日までは帰ってこんでええから、しっかり時間稼いでやぁ。」

そして胡さん、秘かにブさんに報告。

胡さん「アンタさんとこが動かんとイカンですわぁ、キムさんは。もうウチ、キムさんとこの何もいらへんから、キムさんをシカトせんとってやぁ。」
ブさん「でもさぁ、面倒臭いんだもん。キムさんところは、たいした資源も無いから、ボクはどうでもいいんだ。キミんとこがイランとかと怪しげな動きしてるから、こっちだって中東に人手割いてるしさー。コイズミちゃんのことはなだめておくから、もうちょっと頑張ってるフリしてくんない?」

と同時に、安保理で制裁決議案の決議を急かす小さん。

小さん「胡さんところの交渉、何だかうまく行って無いようっす。ブッシュさん、サミットが始まる前に、何とか議決させて欲しいんすけど、ダメっすかぁ。」
ブさん「コイズミちゃんの気持ちもわかるんだけどね、ブレア君やシラク君も議長声明でいいんじゃないか、なんて言い出してるし。ここはあんまり波風立てないほうがいいんじゃん。胡さんにカッコよく仕切られたりしたら、コイズミちゃんだって気持ちよく無いんじゃん。」
胡さん「小さんとこ焦り過ぎやでん。外交っつうのは忍耐が大事なんやでぇ。ま、気長に、前向きに行きましょうや。」
小さん「確かにボクが代わるまで、会おうとしない胡さんの考えは、気長で前向きかもしれないなぁ....。」
ノさん「小さんとこ、ちょいと強気すぎニムダ。半島に侵略でもたくらんでいるかも知れないムダ。」

サミット開幕前に、安保理で議長声明...!?

ブさん「キムさんと話しなくて済んだし、プさんのメンツも保てたし、胡さんもあまりカッコよく仕切れなかったし、何だかまぁ、良かったよ。」
小さん「でボクの立場は!?」
ブさん「まウチもキムさんをもっと懲らしめるから。きっと、シラク君やブレア君も乗ってくれるよ。」
小さん「ボクとしては、制裁決議が欲しかったんですけどねぇ。」
ブさん「そんなワガママ言ってたら、いつまで経っても常任理事国に入れてもらえないよ。」
胡さん「同意!!」

そして、キムさんところから武さんが帰還。

武さん「胡課長、いま帰りました!」
胡さん「で、どないやった?喜び組は?あんた、交渉もせんと、5日間もキムさんとこでブラブラしてたんさかい、随分遊ばしてもらったん違うかい?ま、時間稼ぎがあんたのミッションだったんで、どうこう言わんけどな。」


もちろん、これはフィクションです。
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by pandanokuni | 2006-07-12 14:18 | 政治ネタ
私を乗せた飛行機が北朝鮮のミサイルに撃ち落されるのではないかと心配でした。
7月5日(水)北京時間午前6時起床。
NHKワールドの1時間遅れのニュースが、北朝鮮のミサイル発射のニュースを伝えていました。しかも3発だって...。
おいおい、これから東京に出張なのに....。8時30分発のフライトです。

b0047829_8501533.jpg北京から成田への飛行ルートは、まず渤海湾に出て、遼東半島をかすり、韓国のソウル上空から朝鮮半島を縦断し、日本海に入り、出雲付近から伊勢湾にいったん抜け、大島から房総半島をくるりと回って霞ヶ浦あたりから西に方向を変え、成田に着陸する、というのが通常のパターンです。この日は中部地方に発達した梅雨前線があったらしく、日本を横切るとき、いつもよりやや北寄りのルートを取ったようでした。

3発も発射したようなので、私が飛行機で移動中に、また発射するのではないか、運悪くぶち当たってしまったらどうなるんだろう、などと心配になってしまいました。なにせ飛行機に乗り込む前は、根室沖の日本海に落下したくらいの情報しか得ていなかったもので、何発も打ち続けたら、新潟沖と福井沖とか鳥取沖とか、着弾地点が南下していくような暗い予測が頭に浮かんでしまったのです。

成田に到着したときには、朝のうちに6発も打っていたこと知り、しかも友好国ロシアの沿海方向にほぼ正確に照準を合わせることに成功したようで、結果オーライでしたが....。

2001年の9月13日に北京から日本に出張するとき、何故かユナイテッド航空を利用する羽目になって、えらくドキドキしたことがありましたが、今回のフライトでもちょっとしたスリルを味わうことになりました。

それと、私の勝手な予想に反し、中国外務省の記者会見は姜瑜さんの連続登場。この方、なんだかトゲトゲしい感じぃ。人民解放軍のご出身ではないかと疑いたくなっちゃいます(かつてウチの社員にこんな感じの女性がいました。その娘、軍関係の大学ご出身だったんです。ちなみに、姜瑜さんの経歴の出身大学はが明かされてないようのです)。
7月6日の夜、胡錦濤さんはこの問題でブッシュさんは電話会談をしたそうですが(中国外務省HP)、我らが小泉さんはどうなんでしょう?
「プレスリーの館に行っている時にテポドンが飛んで来なくて良かった」ですね。
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by pandanokuni | 2006-07-07 00:56 | ひまネタ
"突発的事件"の勝手な報道はしてはいけません!! by 中国国務院
大事故や大災害などの"突発的事件"に対応するための法案「突発事件対応法案」の審議が行われているそうです。
この法案は、3年前SARS(新型肺炎)が発生したときに、地方政府などが情報を隠匿したため、充分な対応ができなかったという反省などから、"突発的事件"にキチンと対応できるようにするために制定されることになったと言います。

ところが、この法案の中に、堂々と"報道規制"について謳われていると言うのです。
"突発的事件"が発生した場合、メディアは勝手に報道できなくなるそうです。勝手に報道した場合、5万~10万RMB(約150万円)の罰金に科せられてしまうそうです。

つまり、"突発的事件"の報道は、政府発表をそのまま伝えなさい、というワケです。
草案の第45条:社会の安全に関わる事件に対して、人民政府が統一した規定を定め、統一したリーダーや責任者が処置を行う。また、正確でタイムリーな対応と事態の進捗状況に関する情報を発表し、更にメディアに対して関連する報道の管理を行う。

さすがに、この内容に対しては、中国のメディア関係者などから文句が出ているようで、法案制定の責任者であるらしい国務院法制弁公室の汪永清副主任さんは、この法案の妥当性を一所懸命メディアなどにアピールしているようです。曰く、
「そもそも、政府の発表が正確でタイムリーでなければならない、という前提があるんだから...(ま、政府も頑張るよ)」とか
「罰金とか言ってるけど、報道が根拠も無いひどい内容で、デマとか混乱とかえらい大変な問題を引き起こしたときだけ適用するから、そんな心配しないでよ。」とか....(参考:中国新聞網)。

「政府が正確に情報開示するので、混乱を招くようなウソの報道はしないでください」という、この説明を信じるとすれば、この法案にも一理あるように思えてしまいます。
"突発的事件"のときに、デマや正しくない情報による2次的災害を防止することは、国家としての役割でもあるでしょうから。しかも13億人もの人民を抱え、その多くは冷静な判断力の乏しい方々、と言う中国ではあります。SARS(新型肺炎)が流行したときは、とんでもないガセネタやデマが口コミやケータイメールなどを通じて広がり、冷静なはずの私ですら混乱しましたし....。

でも、この法案制定のきっかけとなったのは、SARS(新型肺炎)のときに当局(地方政府かもしれませんが)が"正確でタイムリーな"情報の提供を怠ったから、ではなかったですかぁ...。しかも、あの時って国内の一部メディアや外国メディアの取材や報道によって、当局のウソの報告が発覚したんでしたよね....。
ということは、この法律でメディアによる独自の報道を禁止してしまえば、当局が"正確でタイムリーな"情報提供を行っているかどうかというチェック機能すら閉ざされてしまうと言うことになってしまいます。

はい、ここで中国外務省スポークスマン劉建超さんの発言を思い出してください!!(拙ブログ2006年6月6日付)
私たちは、メディアは政府の仕事や社会の発展を監督するのに有効だと考えているのです。
ま、おっしゃっていることは正しい....。

ちなみに"突発的事件"とは、大災害や大事故、そして伝染病の蔓延などを想定しているらしいのですが、なんでもかんでも"突発的事件"扱いされてしまうと、ホントに報道の自由が無くなってしまうわけで、すべてが政府発表になってしまいます。中国って既にそういう状態じゃん、と思ってらっしゃる方も多いと思いますが、直接的には政治的テーマに関わらない社会ネタなどは、意外と自由に報道されているんですよ、いまは(自由に報道した後で、お咎めを喰らっちゃうケースが多いのですが)。特に新聞や雑誌メディアは、日本と違って"価格カルテル"や"全校休校日"が無いので、競争が激化していますから、社会ネタのスクープ合戦はかなりのものなのです。
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by pandanokuni | 2006-07-04 20:52 | 政治ネタ
小さな地震にも、ビビる北京のスタッフたち....
お昼休み前に、ちょこっと揺れました。
北京に9年近く住んでいますが、「地震だ」と思う揺れは今回が初めてのように思います(SOHUによると2004年1月20日にも北京で揺れを感じたことになっています。その年の春節は1月22日だったので、きっと私は北京を離れていたのかもしれません)。

私は会議室で日本人のお客さまと打ち合わせの最中でしたが、「あっ地震....」といった程度で、そのまま打ち合わせを続けていました。
ところが、その直後、中国人スタッフがあわてて会議室に駆け込んできました。
「地震ですよぅ、大丈夫ですかぁ!!」
そんな感じで日本人である私たちを心配して、様子を見に来たのです。
その後、いろんなセクションのスタッフが、立て続けに会議室に入ってきて、
「地震だよ、問題ないですかぁ」とか言ってきたので、「日本じゃ、この程度の地震は日常茶飯事だよ」と言うと、「日本はいつもこんな風に揺れているのか?」と聞いてきたので、「まぁこんなもんだよ(差不多)」と答えてあげました。

北京のウチのスタッフたちは地震に馴れていないので、かなりビビっていました。そして、私たち日本人の地震に対する冷静な態度に、驚きを隠せない様子でした。

5分ほどして打ち合わせが済み、オフィスに出てみると、スタッフの多くはまだ落ち着かない様子です。席を立ったまま同僚と地震のことを話していたり、パソコンの様子をチェックしていたり....。

ちなみに、この地震は、北京から120キロ南に離れた河北省文安県あたりが震源で、マグニチュードは5.1だったようです(新浪網)。私の体感ですが、北京の私のオフィスの揺れは多く見積もっても震度2くらいだったと思います。

北京あたりで被害が出たとは思えないのですが、震源地あたりではきっと大きな被害が出ているかもしれません。あのあたりは、麦やとうもろこしや梨の畑が多く、人口密度は大きくないと思いますが、農家の方はレンガを積み重ねたようなお家で生活しています。きっと震度4くらいでも崩れてしまうのではないかと....

追記:
一応、北京時間7月4日15:44時点の中国国内報道では、この地震による死傷者は無く、文安県の人民は平常に生活している、ということになっております。
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by pandanokuni | 2006-07-04 15:15 | 社会ネタ
W杯準々決勝のBudweiserの広告を見てを、アジア枠4.5の安泰を確信!?
ワールドカップの決勝リーグにはアジアのチームが一つも進めず、次の大会ではアジアからの出場枠が減らされるのではないか、と心配している方も多いのではないでしょうか?
日本と韓国が開催国だった2002年に4.5に増え、韓国がベスト8、日本も決勝トーナメント進出と面目を保って今回は4.5のままでしたが、次回は3.5、下手したら2.5に減らされてしまうのではないか、と。しかも、オーストラリアなどがアジア連盟に加わることになりますから、今回参加できたサウジ、イラン、韓国、オーストラリア、日本に、中国、イラク、UAEあたりが頑張りそうですから、日本のワールドカップ出場は非常に厳しくなってしまいます。

b0047829_2128434.jpgでも夕べの準々決勝を見ていて、そうした不安がちょっとだけ払拭されました。ゲームの内容ではなく、ピッチの周囲に掲げられたBudweiserの広告バナーを見て、そう感じたのです。

ワールドカップのスポンサーのバナー広告は、全試合、同じバナー広告が並んでいるかと思うと、実はビミョーに違います。
例えば、システム・プロバイダー「AVAYA」の広告は、日本戦のときのみ”日本"と言う漢字が加えられて「日本AVAYA」という表現になっていました。この企業、日本のコンシュマーにとって知名度が決して高いとは言えなかったので、敢えて日本戦では"日本"と言う文字を付け加えて、注目度アップを狙ったのでしょう。
コカコーラ社の予選リーグのバナー広告は、「Coca Cola」か「Coca Cola Light」の表示でした。しかも、対戦カードによってビミョーにカラリングやデザインを変えていたようです。赤と白で表現することがお決まりの「Coca Cola」のロゴが、チーム・ユニフォームのカラリングを意識して別な色になっていたゲームもありました。決勝トーナメントの準々決勝までは、スポーツドリンク「POWERADE」のロゴを表示しているようです。

バドワイザーの広告は、予選リーグでは「Bud」を2回重ねるか「Budweiser」の英語表記でしたが、準々決勝では「Bud 百威」の表現になっていました。「百威」はBudweiserの中国語のブランド名です。フランス、ポルトガル、ブラジル、イングランドと中国にはまったく無関係のゲームにも関わらず、中国語のブランド名をバナー広告に用いたというワケです。
つまり、バドワイザーはワールドカップにおいて、中国マーケットでの広告効果を大いに期待していると言うことになります。

ワールドカップのような世界的なスポーツ・イベントは、スポンサー無しでは成り立ちません。スポンサー企業はグローバル・マーケットの中で、広告価値を評価して、スポンサーシップに多くの資金をイベントの運営のために支払います。そして、リージョナル(地域)や国家ごとのブランド戦略と刷り合わせながら、広告の露出を検討します。バドワイザーが中国語ブランドの広告を掲出したことは、ワールドカップがアジアのマーケット、特に中国マーケットに大きく依存しつつある、という象徴と言えるでしょう。
現にヨーロッパのクラブチームは中国や日本を中心としたアジア・マーケットを重視しています。レアル・マドリッドやマンチェスタ-・ユナイテッドは中国や日本でオフシーズンにキャンプを張ったり、エキジビジョン・ゲームを開催したりしています。

もはや、スポーツ・イベントのマーケティングは、アジア、特に中国抜きでは成り立たない状況になりつつあると言えるでしょう。
FIFAもお金を集めなければ、ワールドカップのような大イベントを運営できません。中国や韓国や日本のワールドカップ出場が絶望的な状況となれば、アジアのサッカー熱が冷めてしまうことになるかもしれません。
中国では中央電視台(CCTV)の5チャンネルと2チャンネルでワールドカップ全試合を中継しています。ポータルサイトや新聞などでも連日大きく取り上げていて、中国の若者のサッカー熱は日に日に強くなっています。中国のサッカーに辛口の評価を下しつつも、いつかはワールドカップで活躍してもらいたいと願っているのです。こうした中国のワールドカップ・ブームは、恐らくFIFAも後で糸を引いているに違いないと思います。

FIFAはもはやアジア、特に中国マーケットを無視することはできません。ワールドカップのスポンサーが、中国での視聴率、つまり広告価値を重視しているからです。となると、中国や日本の出場の可能性を小さくするアジア枠の縮小には慎重にならざるを得なくなるでしょう....。
ベスト16に1チームたりとも進出できなかったとしても、巨大マーケットである中国を中心としたアジアでも、ワールドカップへの興味を引き止めるために、アジアの出場枠については寛容にならざるを得ないのではないでしょうか。

バドワイザーの中国語広告を見てしまうと、アジア出場枠をそう簡単に減らせそうにはない、FIFAの事情が伺えてしまいます。
とは言え、FIFAが2010年の大会に出場してもらいたいと考えているのは、日本ではなくて中国チームなのかもしれません....。
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by pandanokuni | 2006-07-02 21:28 | 社会ネタ