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キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!! 「新京報」編集長更迭!!!!
「新京報」は最近売れ行き好調の北京で発行されるタブロイド紙です(メディアも栄枯盛衰、センセーショナルな「新京報」と火消し役「北京青年報」。)。
2005年6月、北京郊外の河北省定州市で起きた農民の立ち退き反対運動に、恐らく市政府関係者が雇った武装集団が強制介入した事件を、紙面で堂々と取り上げたり、吉林省の化学工場爆発事故の影響が松花江に及んでいることをスクープしたり、北京のバスの乗務員に中学生が車内で絞め殺された事件を追うなど、新華社やCCTVあたりが取り上げない事件を真っ先に報道し、部数を伸ばしてきた新聞です。

この新聞の楊斌編集長ら幹部が28日"解任"されてしまったそうです(共同通信)。

センセーショナルな新聞とは言え、中国の報道機関は原則的に国家機関の下にあります。「新京報」には、中国共産党中央宣伝部傘下の「光明日報」と広東省共産党委員会が母体の「南方報業伝媒集団」が出資しています。ただ、中国におけるセンセーショナル新聞の草分け「南報都市報」(「南方報業伝媒集団」傘下の広東省で発行されている新聞)のカラーが強く、「光明日報」の影響力は小さい感じでした。
中国のメディアにも"拝金主義"がまかり通るようになり、「売れる新聞」「広告が入る新聞」をなかば黙認する動きなのだろう、と思っていたのですが、やっぱり来ちゃいました。

”親会社"の「南方都市報」の編集長も解任されたとのことですから(NIKKEI NET)、"センセーショナル"報道に対して当局が"取り締まり”を強化する姿勢を強化したのでしょう。一方で当局は、広東省の炭鉱や吉林省の化学工場の事故について、自省的な公式コメントを出したりしていますから、「この種の報道は当局のガイドラインに従わないといけません」という"見せしめ"でもあるのでしょう。

さて、当局の"介入"に反発してなのか、編集長の"人望"が厚かったからなのか、「新京報」の記者や社員数百人が職場放棄をしたそうです。それでも、新聞は通常通り発行されているとのこと。まぁ、これをきっかけに「報道の自由」を求めて大規模な運動に発展する、なんてことはないのでしょうね....。「出る釘は打たれる」くらいのお話で終わってしまうのではないかと思います。

ネットのニュース検索で調べる限り、中国でこのニュースを報道しているのは香港系・台湾系のニュース・サイトだけです。なぜか、大陸系では「中国金融網」にこのニュースが掲載されていましたが、当然のことながら新華社などはいまのところ黙殺です。

それにしても、楊斌編集長らを"クビ"にした当局の人たちは、かなりクレヴァーじゃないですね。中国国内では「出る釘は打たれる」くらいのお話で終わるのかもしれませんが、中国国外では報道の不自由の象徴として扱われるでしょうから....
こちら日本でも、パチスロ関連会社の乱脈経営、強いては警察幹部との関係を暴いた出版社の社長が名誉毀損容疑で逮捕されたりしているのですけどね....
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by pandanokuni | 2005-12-31 03:25 | 社会ネタ
外交官に限らず、弱みを握られれば脅され可能性はあるでしょう。
上海総領事館員が昨年自殺、「中国が機密強要」と遺書(Yomiuri Online)
出元である週刊文春の記事を読んでいませんので、詳しいコメントは差し控えますが、自殺された外交官に対しては気の毒に思います。

政治家だった橋本さん、官僚だった谷垣さん、そして今度の外交官と、色仕掛けスパイ工作ネタは、日本のメディアを断続的に賑わせる中国ネタのカテゴリーの一つと言えましょう。
前二者の場合は、それなりの権力者が当事者ですから、中国への批判よりもハメられた日本の当事者への批判が先に立たざるを得なくなり、日本のメディアの追及も尻ツボミで、テレビ・新聞などの大衆メディアでは遠慮気味でした。
でも、今回は名も知れぬ一外交官が主人公で、しかも不幸な結末となりましたから、”嫌な隣人・中国"をキャンペーンするのに格好の材料になりそうです。

弱みを握られた人は誰でも何処でも脅される可能性があります。
中国でも外交官に限らず、日本企業の駐在員や出張で訪中した著名企業のトップまでが、"弱み"を握られたりすることがあります。誰に握られるかと言うと、一時的にはホテルのガードマンだったり、公安(警察)だったり、中国の取引先だったり、或いは一晩を共にした女性本人だったりするわけです。
弱みを握った側は、何らかのキッカケや作用により、弱みを握られた人を脅すことがあります。
金銭授受を伴う秘め事のような違法行為を"法律的に処理"されると困るような日本人に対しては、公安(警察)の人が個人的にワイロを要求したりするかもしれませんが、これも脅しの一つでしょう。
中国企業に女の子絡みの接待を受け、翌日契約を迫られるケースもあるでしょうが、これも脅しの一つでしょう。
これは中国に限らず、世界の何処でも起こりうることです。中国が特に多いのかどうか、判断できる材料を持ち合わせてはいませんが。

中国には国家安全部という、いわば情報機関があります。どんな機密を収集するためか定かではありませんが、外資系企業などにも情報収集する"スパイ"を社員として潜り込ませたりしています。
アメリカのCIAが非合法な情報収集活動を一切していない、と思っている方は少ないと思います。中国でも外国の情報を非合法的に収集する場合もあるでしょう。そもそも国家機密などという情報は、合法的に収集することは難しいものです。
アメリカやイギリスの情報機関は"キレイ"で、中国は"汚い"とは言い切れないと思うのです。

なのにこうです....
「中国当局の執拗(しつよう)な恫喝(どうかつ)が原因だったとみられ、中国政府の外交官に対する非道な工作活動に波紋が広がるのは必至だ。」(zakzak)
この外交官の自殺、なんだか安部さんあたりが文春にリークしたんじゃないか、と思えてしまうくらい、中国バッシングの世論を煽り立てる方向に日本のメディアは動いているんじゃないでしょうか。橋本さんや谷垣さんのときは、どちらかと言うとトッと幕引きしようとしてたでしょうに....

亡くなられた領事館員は、ホントに責任感の強い方だったのではないかと推測します。「国を守ろうと“殉職”」(by zakzak)はちょっと大袈裟かもしれませんが、自分で自分の責任を取った立派な方だと思います。
でも自らの不注意で、弱みを握られたのは事実だと思います。
橋本さんや谷垣さん
のときは、弱みを握られたほうが悪い、と言う論調が、中国当局の色仕掛けは汚い、と言う論調より大きかったので、日本のメディアも中国バッシング・ネタとしては扱いにくく、尻切れトンボになりました。
でも今回は、中国当局の色仕掛けは非道だ、と言う論調が強く出せる雰囲気になっている気がします。そして、いまの日本では、そのほうが読者も増えるし、視聴率も上がるのでしょう。

潔く責任を取った領事館員は、1年半もたってからこの件が中国バッシング・ネタとしてメディアに取り上げられることを決して望んでいないと思うのですが....
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by pandanokuni | 2005-12-29 03:29 | 社会ネタ
クリスマス・デコレーションが来年まで飾ってあっても驚かないでください....
北京もすっかりクリスマスの雰囲気です。
大きなビルはクリスマスツリーやイルミネーションで彩られています。
レストランやデパートのサービス係の女の子は皆サンタの赤い帽子を被らされています。お似合いの人もいれば、そうでない人もいます。
オフィスでも、受付にクリスマスツリーが用意され、ウィンドウにはサンタのおじさんのステッカーなどが貼られたりしています。

北京初心者の頃、こうしたクリスマスのデコレーションが、年を越しても飾られたままであることに違和感がありました。
「おいおい、クリスマスが終わったんだから、もうツリーは片付けて頂戴よ」って思ったものです。
だいたい日本では、クリスマスの25日ではなくて、イブの24日を過ぎてしまうと、クリスマス気分はほぼ一掃されてしまいます。クリスマスケーキも24日の夕方を過ぎるともう売れ残り扱いですよね。イブが盛り上がれば盛り上がるほど、クリスマスである25日はどうでも良いような扱いをされてしまいがちです。

中国では、クリスマス・デコレーションは、25日を過ぎてもスグには片付けないほうがフツーです。1月中も平気でクリスマス・デコレーションが残っていたりします。やっぱ中国はのんびりしてるなぁ、いつまでもクリスマス気分じゃないでしょ、とか思いたくなるかもしれません。
でも良く考えてみてください。"Happy Christmas & Happy New Year!"なんですよね、イスラム圏を除く世界的趨勢は....

欧米のニューイヤーのカウントダウン、つまり大晦日の夜の風景に、クリスマス・ツリーが溶け込んでいたりしますよね。アメリカなんかでも、大晦日のあたりまでクリスマス・デコレーションは飾りっぱなしです。ちなみに、ニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスツリーは来年の1月6日まであるそうです。12月25日が過ぎたからと、スグに片付けたりしないんですね。

中国の場合は、1月1日が正月と言う感覚ではありません。「春節」と呼ばれる旧暦の1月1日が正月で、帰省して家族と過ごす週間があります。つまり、クリスマスのデコレーションが"Happy Christmas & Happy New Year!"のダブル・ミーニングだとすれば、中国の場合、「春節」まで残っていることこそ理に適ったことなのです。ですから、1月になってクリスマス飾りを見かけても「だらしない」とか「季節感が無い」などとは思わないでください。
ちなみに来年の「春節」は1月29日ですから、その後1~2週間、つまり2月中旬くらいまでクリスマス・デコレーションが飾ってあっても、大目に見てあげてください。

日本はせっかちですね。25日を過ぎたらクリスマス・デコレーションを片付けなければなりません。"アウト・オブ・デイト"になってしまいます。12月26日にまだクリスマスの雰囲気でディスプレイしているショウウインドウがあれば、そのデパートは多くの顧客を失いかねません。
日本では、"正月飾り"がスグ後に控えていますから、"切り替え"も迅速に行われるのでしょう。日本のお正月は、クリスマスツリーよりも"門松"や"松飾り"のほうが似合ってますので、それはそれでステキな習慣だと思います。
"ひな祭りの日を過ぎたら雛人形を仕舞わないとお嫁に行くのが遅くなる"という言い伝えもありますし、クリスマス・デコレーションをとっとと片付けるのも、"祭りの後の寂しさ"を余韻として内省的に浸りたいという日本的な感性のなせる業なのかもしれませんね。

というわけで、中国で来年までクリスマス・デコレーションが飾ってあるのは"片付け忘れ"ではないことをお伝えしました。
ただウチの近くのオフィスでは、ウィンドウのサンタのステッカーをきれいに剥がすことができなかったのか、剥がすのが面倒だったのか、結局1年間貼りっぱなしのままでしたし、5月や6月になってもケータイの着メロを"ジングルベル"にしているオジさんがいらっしゃるのも、事実です。
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by pandanokuni | 2005-12-23 01:43 | 社会ネタ
高倉健さんの『単騎、千里を走る。』は、中国若者の日本人観を変えてくれるか....
b0047829_17431698.jpg10月に東京国際映画祭のオープニングを飾った張芸謀・監督、高倉健・主演の映画『単騎、千里を走る。』が、いよいよ中国でも公開されます。
病に倒れた民俗文化の研究者である息子の果たせなかった約束を叶えるため、長年の確執を持つ父・高倉健が息子の研究対象の地・雲南省麗江に旅に出ます。中国語を話せない一人の日本人と中国の奥地の人たちとの出会いから"人の優しさ"を再発見し、日本で蔑ろにしてきた家族の大切さを再認識していく、と言うストーリーです。

私が北京に着任した8年前、こちらの人たちに「知っている日本人」を尋ねると、「山口百恵」と並んで「高倉健」「中野良子」の名前が出てきました。1976年に日本で公開され、詳しい経緯は分かりませんが中国でも多くの人たちが観ることとなった高倉健さん主演の『君よ憤怒の河を渉れ』という映画の印象が強く残っていたからです。この映画で健さんは、罠にはめられ無実の罪を着せられた無口な検事役を演じているのですが、無駄口を叩かず試練に立ち向かう真面目な性格の健さんこそが、この映画を観た多くの中国の人たちの「日本人像」になったようです。
いまでも、30代後半より上の都市部の中国人は健さんとこの映画を好意的に記憶しているようです。

監督の張芸謀については、いまさら説明の必要も無いでしょうが、『単騎、千里を走る。』は、『HERO』『LOVERS』のアクション・エンタテインメント路線から、私としては彼の"得意技"だと信じている『あの子を探して』『初恋のきた道』の"人の内面を無理なく描写"路線に立ち戻った感じが強くします。『あの子を...』のウエイ老師よろしく、この映画でもヤン・ヤンという舞踏家の子どもの表情には度肝を抜かれてしまいます。
彼の実質的デビュー作である『紅いコーリャン』をご覧になった日本人は、きっと"反日芸術家"だと思って毛嫌いしちゃうかもしれませんが、私は彼を政治的信条など考慮しないビジネスセンスを持ったアーティストだと思っています。例えば『単騎、千里を走る。』
は、前2作のエンタテイメント路線に少しがっかりした昔からのファンを引き戻すことができる作品になっていますし、前2作で広がった若い張芸謀ファンに自分の"得意技"を見てもらうための作品にもなっていると思うからです。

タイトルの「単騎、千里を走る。(千里走単騎)」は日本人も大好きな「三国志」の中の故事で、京劇などの演目にもなっていますから、ある程度"学のある"中国人なら誰もが知っているでしょう。いわば関羽と劉備の"義理と人情"の物語です。健さんといえば仁侠映画、日本人的にはハマっちゃうのですが、映画『単騎、千里を走る。』に"義理と誠を貫き通す"ある種の"良き"日本人像を中国の人たちに伝える意図で作られたと言うのは考え過ぎでしょう。

この時期、中国では日本絡みの大作が2本公開されます。もう一つは以前ご紹介した『SAYURI』ですが、興業的、いや中国の場合、違法のDVDやネットからのダウンロードも"アリ"ですから「波及力」的には『単騎、千里を走る。』のほうに分があるように思っています。その主な理由は以下の通りです。
(1)張芸謀・監督作品であること。しかも、ほぼ3年ぶりに"得意技"である"人の内面を無理なく描写"路線に回帰していること。
(2)「単騎、千里を走る。」というタイトル。
(3)日本人が、というより、高倉健さんが主演であること。

繰り返しますが、この映画に"良き"日本人像を伝える意図は無いと思います。ただ普遍的な"人の優しさ"は表現されていると思うのです。もちろん、この映画の中でも健さんは"誠実な日本人"として描かれていまが、いまの中国の若者の日本人観がみな"高倉健さん"になってしまうことは危険ですし、実際にもありえないと思います。
一人の日本人が中国の奥地で"人の優しさ"を再認識すると言うプロセスの中で、少しでも中国(人)と日本(人)との心の距離が縮まれば、とは願っています。その点では『SAYURI』よりも期待しています。


『単騎、千里を走る。』
製作:Elite Group (中国映画)
監督:中国人
主演:日本人
舞台:中国(一部日本)
中国公開:05年12月22日(16日より一部先行)
中国上映規模:全国3,000回
日本公開:06年1月28日(05年10月東京国際映画祭で上映)
日本上映規模:約75スクリーン(内東京9)

『SAYURI』
製作:コロンビア映画+ドリーム・ワークス (アメリカ映画)
監督:アメリカ人
主演:中国人
舞台:日本(撮影はアメリカ)
中国公開:06年1月中旬予定
中国上映規模:全国3,000回
日本公開:05年12月9日
日本上映規模:257スクリーン(内東京20)
*興行通信社12月13日付け土日観客ランキングで4位
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by pandanokuni | 2005-12-19 18:00 | ひまネタ
潘家園あたりの骨董市場で買った化石を持ち帰ると懲役5年!?
いまのところネット上では四国新聞でしか見つからないのですが、時事通信社がこんなニュースを流しました。


邦人男性に懲役5年=化石密輸で判決
【北京14日時事】中国・北京市の中級人民法院(地裁)は14日までに、国家の文化財に指定されている生物の化石を国外に持ち出そうとして文化密輸罪に問われた日本人男性に懲役5年、罰金7万元(約103万円)の判決を言い渡した。
男性は北京市内の骨董(こっとう)品市場で昆虫、魚、鳥など100点以上の化石を8000元(約12万円)で購入。昨年11月、手荷物に入れ北京空港から出国しようとしたところを税関職員に発見された。男性は「そんなに重要な化石とは思っていなかった」と公判で述べたという。
男性が控訴せず刑が確定した場合、中国で服役後、国外追放処分となる可能性が高い。



現段階ではバックグランドを掴んでいないので、あくまでも推測の域を脱しないのですが、例えばこんなストーリーが思い浮かびます.....

古物や考古学に関心の深い日本人紳士が北京に旅行にやってきて、"掘り出し物"を探しに潘家園あたりの骨董市場に行った。そこで昆虫、魚、鳥などの化石を見つけた。
店のオヤジは、たいした価値のあるものではないと思っていたので100元くらいで売れればいいと思っていたが、お金持ちそうな日本人でその化石に非常に関心を示していたので、8,000RMBと吹っかけてみたら、その紳士は喜んで買っていった。
貴重なものを安く手に入れたと喜んで日本に帰国しようとしたこの紳士、空港の税関で不幸にもそのトランクをX線にかけられてしまった....


それで懲役5年!
いや実際はこのようではなくて、計画された組織的な"密輸"だったのかもしれませんが.....

国境はヒトやモノやカネの流れをチェックする機能を持つわけですから、ふらっと旅行にやってきた中国から日本に帰国される際にも、持ち物には注意しなければなりませんね。

私の場合、一時帰国の日本から中国に入国する際にドキドキしたりします。
SAPIOあたりの中国のことを良からぬ風に書きたてている雑誌や書籍をたくさん持ち込みますし、新宿や渋谷あたりで仕入れた非合法エッチ系DVDを持ち込むこともあるからです。きっと見つかったら没収だぁ....

数年前のお話ですが、香港の出張から北京に戻ってきたとき、税関でトランクをオープンされられたことがあります。中に"使用済み"の女性下着と下着姿の女性のポジ写真が大量に入っていたのです。衆人の前で私は汗だくになってしまいました。
でも、このときは"個人的な趣味"でこれらのモノを持ち込もうとしたのではありませんでした。女性インナーウエアの広告の撮影を香港で行った帰りだったのです。モデルが着用した下着は北京のクライアントにご返却しなければならず、持って帰ったと言うことです。私としては使用済み下着を没収されることより、撮影済みのポジやCD-ROMデータを取り上げらたら困ると思い、必死に説明しました。結果的には没収されずに済みました。

中国から日本に入国するときに特に注意しなければならないのは二胡と偽ブランド製品。前者はきちんとした手続きを踏まないと日本の税関で没収されてしまいますし、後者の場合は犯罪行為として訴追される場合も考えられます。

では、中国から出国する際に注意しなければならないものは?海外安全ホームページに詳しく書かれていますが、許可無く持ち出すとひどいことになりそうなのは:
(1)5,000US$を超える外貨
(2)国家機密に関わる文書等
(3)稀少な文物、120年以上前の古物・骨董品
(4)絶滅に瀕している稀少な動物、植物、種子等

北京首都空港では出国の際に、通関申請書の提出が義務付けられるようになりました。持ち出し禁止アイテムの有無に"No"と記入した人の荷物までいちいちチェックなどしません。
ただ10人に一人くらいの割合で、抜き打ちでトランクをX線にかけられたりしますが。
(1)に関しては、200万円を無情にも没収された日本人を私は知っています。
(2)に関しては、こちらでは書籍で一般に販売されている国家機関の組織図を持ち出そうとしただけで、トラブルに巻き込まれた方もいるそうです。
今回の「化石」のケースは(3)と(4)に該当するのでしょう。
ただ没収扱いではなく、拘束されて懲役刑まで受ける、と言うのは、どうしたことでしょう....

でも個人旅行者が悪意無く、中国で入手した骨董品を日本に持ち帰ろうとして、懲役5年になる可能性はきわめて低いと思います。でもそうなったら、運が悪いと思って諦めるしかないでしょうね。あとは在外邦人を守る立場の外務省(大使館領事部)が、何をしてくれるかですね。今回の事件についても、いまいち掴めていませんが....
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by pandanokuni | 2005-12-15 17:38 | 社会ネタ
小泉さんの映像だけがカットされたCCTVニュース フロム・マレーシア
民主党の前原さんも悪いタイミングで北京にやってきたものです。
日本ではこんな風に報道されています。
+前原代表「中国は軍事的脅威」…北京で講演(Yomiuri Online)
+前原代表、中国のガス田開発けん制…唐国務委員と会談(Yomiuri Online)
+前原民主代表:中国の軍事力に懸念表明 北京での講演で(Mainichi Intractive)
+前原代表「中国、領土侵犯に動き」触れず 米講演と一転(asahi.com)
+民主代表「包括協議で日中関係改善を」 北京で講演(Sankei Web)
軍備拡大や東海のガス油田開発で威勢よく中国への懸念を突きつけたのか、隣国への気遣いでもワシントンでの"強硬"講演から"賢明にも"一歩引いたのか、はたまたその他大勢の"北京詣で政治家"同様「日中友好」を旗頭に小泉さんの靖国参拝を非難したのか、良く伝わってきません。きっと本人が中途半端だったのでしょう。親中派からも嫌中派からも優柔不断でどっちつかずの坊やのように思われそうで気の毒ですね。

ところが、中国ではこうなります。
+日本民主党党首「首相など公職に就く者は靖国神社に参拝すべきではない」と発言(中国政府網=新華社発)
+日本民主党リーダー:日中関係はアジア平和安定の基礎(新浪網=中国新聞網発)
こちらでは基本的に、小泉さん以外の日本人は「小泉首相の靖国神社参拝には賛成していない」ことになりつつあります。前原さんもその一人として報道されました。

よりにもよって、小泉さんと温家宝さんが「会う、会わない」でもめていたASEAN首脳会議の前日に北京にやってくるから、こんな風になっちゃうんですね。

中国政府は日中関係の障害の原因を「歴史問題」から「靖国問題」、そして「小泉首相の靖国参拝」へとどんどん具体化しています。.
李肇星外交部長は11日クアラルンプールで日中(韓)の首脳会談が開けない状況について、小泉さん「一人に責任」と記者団に述べたそうです(Y!Japan News)。中国の対応はポスト小泉さんを踏まえたものでしょうけど、小泉さん以外の日本人は日中関係の改善を強く求めているという雰囲気を作り出して、何とか小泉さんに折れてもらいたい、と言うのが本音なのではないでしょうか。
小泉さんも何を考えてか、靖国参拝で意図的に中国当局を怒らせているとしか思えないので、そう簡単には行かなそうですが....

その小泉さんも韓国の反応は想定外だったのではないでしょうか。まして、中国と韓国の巧妙な外交手腕によって、東アジア諸国全体に靖国参拝が波紋を投げかけることになるなんて.....
小泉さん抜きの中韓首脳会談では「靖国問題」で結束(Y!Japan News)、ASEAN+日中韓の「東アジア共同体」構想で日本の影響力を大きく削がれようとしています。インドやオーストラリアを加えた"第2ラウンド"が始まる前に、中国外交に一本も二本も取られたという惨状でしょう。
鳥インフルエンザに対する支援策として巨額な資金を拠出しても、他国では話題にものぼらず有り難味も感じてもらえないとしたら、国際貢献のために血税を納めている日本国民としては憤らざるを得ません。

考えがあっての行為だとは思いたいのですが、小泉さんの靖国神社参拝は今や日本の国益に反した行為と言わざるを得ないのではないでしょうか。そのうち日本はホントに孤立してしまのではないかと心配です。

CCTVの19時のニュース「新聞聯播」(ムービーで見れます)でもASEAN首脳会議をやっていました。
日本ではASEAN+3(日中韓)のことしか報道されてないようですが、実はASEAN + CHINA Summit、つまりASEANと中国の首脳だけの会議もやっていたんですね。ちなみに、日本とASEANの首脳会議は翌日開催されるようです。

ASEAN+3のニュースでは、まず参加各国首脳の記念撮影風景。ホスト役のマレーシア・アブドゥラ首相を挟んで、右側に我らが小泉さん、その隣にアヨロさん、左側には温家宝さん、その隣にはノ・ムヒョンさんという順番で、全体を捉えた遠目のショットです。その後で、宣言文書にサインする各国首脳の姿が映し出されていきます。
このどちらのシーンも、真ん中にいるアブドゥラ首相からカメラは左にパンして、温家宝さん、ノ・ムヒョンさん、さらに左のASEAN首脳までアップで映し出し、画面が切り替わって、アブドラさんの右側にいる首脳をアップで映していくのですが、アブドラさんの右隣の小泉さんから映し出されるのかと思ったら、いきなり小泉さんの右隣のアヨロさんから右へとパンしていきました。
つまり、アブドゥラさんとアヨロさんの間に座っていた小泉さんの映像だけが、すっかりカットされているのです(12:00あたりから観てください。遠めの映像では出てきますが、近めではカットされています)。

まぁCCTVは仕方ないにせよ、国際政治の舞台からまで"カット"されないよう願うばかりです.....
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by pandanokuni | 2005-12-12 23:19 | 政治ネタ
チベット族マッサージ嬢と毛沢東のTシャツ
週一回の出張マッサージは自分へのご褒美みたいなもの。
2時間のマッサージの間に、北京に出稼ぎに来ているフツーの女の子と会話も楽しめます。特別サービス付きのマッサージ嬢は別として、フツーのマッサージ店で稼いでいる女の子は、田舎の中学か高校を卒業して北京に出稼ぎにやってきて、家族のために仕送りをしているような女の子が多く、それでいて2年も北京に住んでいれば、世の中のこともそれなりに理解しています。ウチの会社の女の子やビジネスで知り合うような人たちは、中国全体としてみれば"エリートに属してしまうので、"フツーの中国"を理解する意味では、マッサージの女の子との会話のほうが近いのではないかなぁ、と思ったりしています。

その日初めてウチに来た、ちょっとエキゾティックな雰囲気の女の子でした。
最初はうつぶせになって、肩や背中や腰をマッサージしてもらいます。初めての女の子に対する話題はきまって出身地からです。
「田舎はどこ?」
「チベット」
「珍しいね(ここのマッサージ店には山西省や四川省出身の女の子が多いのです)、行ったことがあるよ、とてもいいところだね。チベットのどこ?」
「チャンドゥオです、(四川省の成都って聞こえたのですが、後で調べたら「昌都」と言う地名がチベットにありました)ラサまではバスで1日くらいの距離です」
彼女は北京に来て約1年、このマッサージ店で勤め始めて2ヶ月、その前は仲介不動産チェーンで営業職をしていたそうです。いまは午前中、コンピュータの専門学校に通って、午後から深夜2時まで働いているとのこと。春節には一時帰郷したいと考えているそうで、北京から成都までは列車で、成都から昌都まではバスを利用する予定だそうです。丸三日の旅程になるとのこと。

私は数年前旅行したチベットの話、例えば高山病で苦しんだことなどをノー天気に話しました。
「昌都は海抜2,600mくらいだから、きっと高山病にはならないですよ。冬は北京なんかよりずっと寒いし、雪も降るから、いまの北京は全然平気....」

1時間ほどして、今度は仰向けになり頭部マッサージをしてもらうことになります。ここで彼女の顔をまじまじと見ることになるのですが、やはりエキゾチックでした。
「漢族なの?」と聞くと、「チベット族です」との答え。チベット族は中国の少数民族の一つですが、少数とは言え540万人はいると言われています。でも、北京でお目にかかるチャンスはあまりありません。私は引き続きノー天気に次の会話のネタを探っていました。チベット族は一生に2度しかお風呂に入らない(シャワーを浴びない)と聞いたことがありましたので、そのあたりの話を振ってやろうかと。ところが....

「毛沢東....好きなんですか?」
それまでにこやかだった彼女の表情が一瞬曇ったような気がしました。私はパジャマ代わりに人民服姿のレトロな毛沢東さんがプリントされたTシャツを着ていたのです。仰向けになって、毛沢東さんの横顔が彼女の目に入ったのです。
まさか....と思いつつも、私は一瞬言葉を失ってしまいました。少し間があって、
「ファッション、ファッション。外国人は中国の有名人のTシャツがカッコイイと思うんだよ。」と私は答えました。

会話が途切れてしまいました。ちょうど瞼の辺りのマッサージに入ったので、私は目を閉じて別の話題を探ることにしました。
「毛沢東は好きではない。」
彼女のほうから口を開きました。私もとっさに「私も好きじゃない」と返してしまいました。
「毛沢東は、いやその部下のワン・ジェン(王震のことでしょうか?)は、いやその部下のジェン・ユー (こう聞こえました。チェン・ユン=陳雲のことでしょうか?)は、私たちの民族をたくさん殺したんです。」と彼女。
「知っている。」と私。
「どうして知っているの?」と彼女。
「中国国内ではあまり知らされていないけど、外国では知らされているから。」
それから彼女は堰を切ったように話し始めました。共産党がかつてチベットで行ってきた行為は、彼女自身は直接知らないけれども、親や親戚から教えられていること。北京では友達であってもその話はできないこと。チベット仏教とダライラマを信仰していること。共産党がダライラマ14世を追放してしまったこと。いまは「統一」(チベットが中国の一部になること)されたほうが、良いと思っていること。ダライラマ14世には早くチベットに戻ってきて欲しいと願っていること....

私は、ダライラマ14世の説教を聞くためにインドのダラムサラへ行った友人がいること、その友人によればダライラマ14世の説教は英語で行われ世界中から信者や支持者が集まっていること、最近アメリカを訪ねてブッシュ大統領と会談したこと、私も一応仏教徒であること、などを話しました。

彼女は、日本とアメリカは仲が良いということ、中国と日本は早く良い関係になってほしいと思っていること、日本が中国で過去に行ってきた行為を謝罪しないのは、中国に多額の賠償を求められるのを避けるためだろうと思っていること、などを話しました。

ちょっと私の認識と違うところもありましたが、話をまとめるように発した彼女の言葉には完全に同意しました。
「戦争は嫌いです。世界中の人たちが、みんな友達だと問題が無いはずです。」
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by pandanokuni | 2005-12-07 01:29 | 社会ネタ
モモヒキ、穿きますか? オンナ、辞めますか?
週末の北京はかなり冷え込みました。過去30年間で最低の気温(人民網・日本語版)だったそうです。最低気温は氷点下9度で一日の平均気温は氷点下5~6度だったらしく、北海道にお住まいの方からは、そんなんで寒がるなんて"甘っちょろい"とお叱りを受けそうですが、極度の乾燥と強風で体感温度はかなり寒かったと言えるでしょう。
この私も東北出身で、寒さにはかなり免疫があるのですが、この"北京冷え"は結構堪えます。

もともと北京の女の子のスカート着用率はかなり低いのですが、こう冷え込むと激減してしまいます。
そして、男の子も女の子も"モモヒキ"着用となります。
"モモヒキ"と言っても、最近は北京でもタイツタイプのオシャレっぽいものが販売されていて、若者の間では"タイツ"が主流となっているようです。寒がりの人は、"タイツ"を二枚重ねにしてその上にパンツを穿きます。きょうは会社のスタッフとこの話題になり、みんな(男の子ですが)パンツの裾を上げて、ご自慢の"タイツ"を自慢していました。

私は北京にやってきて一度も"モモヒキ"や"パンツ"を穿いたことがありません。スタッフの前でナマ足を披露すると、逆にブーイングが起こってしまいました。
「ぐっちは社用車で送り迎え付きだから、ホントの寒さを知らないんだ。バス停でバスを待つときの寒さなんて経験したこと無いから、"タイツ"なんか穿かなくても大丈夫なんだろう。」と言うわけです。
いや私だって、週末はバスや地下鉄の利用者です。現に土曜日は中関村までバスを利用しましたし、日曜日は手袋&マフラーの完全防備で自転車で遠出したんです。それでも"モモヒキ"だけは穿かないで頑張ったよ.....

会社勤めの女の子が"モモヒキ"の二枚重ねをしているかは不明。ウチのオフィスの場合、暖房が効き過ぎていて、勤務中は半袖Tシャツ姿の女の子も居るくらいです。オフィスでは"モモヒキ"や"タイツ"は暑いんじゃないかなぁ、と思います。
出退勤のときは、分厚いダウンジャケットなど羽織って来ますからが、"モモヒキ"も出退勤時だけ穿いて会社に着いたら脱いだりするのだろうか、と想像しつつも、残念ながら確認できませんでした。

スナックやカラオケ・クラブで働く女の子も、お店の中ではかなり薄着です。外はお寒いのに、チャイナドレスにナマ足だったりします。
でも彼女たちが、チャイナドレスにナマ足で出退勤しているわけでは無い、と言う現実に立ち戻る必要があります。
私服姿のジーンズの下には、"モモヒキ"が2枚重ねになっていて、さらにその下には毛糸のパンティーが存在している、と想像したほうが無難でしょう。中国の南方出身者は特に寒がりですから、オシャレじゃないラクダ色(まぁ肌色の濃いヤツ)の分厚い"モモヒキ"が、あなたの色恋事をきっと邪魔するでしょう....

中国医学の思想に「身体を冷やしてはいけない」と言うのがあるらしいです。
こちらの子供なんか着膨れしています。
日本人の子供が真冬に半ズボン姿で出現したら、北京の老百姓(一般市民)はこぞってその子の親を非難するでしょう。余計なお世話ではありますが、こちらでは「身体を冷やすこと」はタブーなのです。
ですから、若い女の子が分厚い”モモヒキ"を穿くのに何のためらいも必要ないのかもしれません。

でも日本のオトコにしてみると、ここ一発の勝負の時などに、女の子がモモヒキ穿いていたら、何だかオンナであることを放棄されてしまったくらいに思えたりもするのは無いでしょうか....
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by pandanokuni | 2005-12-05 23:04 | 社会ネタ
日本男児と"寝た"章子怡(チャン・ツィイー)にバッシングの嵐....
コロンビア映画「SAYURI」が12月10日に日本とアメリカで同時封切になります。
S.スピルバーグらが製作をつとめ、「シカゴ」のロブ・マーシャルが監督の日本を舞台としたハリウッド映画です。
貧しさゆえに"置屋"に売られたひとりの少女が失意のどん底で出会った"会長"と呼ばれる紳士との物語。主人公"SAYURI"は妖艶な芸者となり"会長"と再会する、という原作も、アメリカ人作家アーサー・ゴールデンによるものです。

ところが、主人公"SAYURI"を演じるのは日本人女優ではなく、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の映画でお馴染みの中国人女優・章子怡(チャン・ツィイー)。
さらに、"元"張芸謀(チャン・イーモウ)監督の...、鞏俐(コン・リー)やマレーシア出身のアクション系女優・楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)などがキャスティングされています。ハリウッドもアジア市場を、日本中心から中国へとシフトしている証でしょうか。スタッフ=アメリカ、舞台=日本、主演女優=中国という構造に、私などは"二兎、もとい三兎を追うもの一兎も得ず"になるのでは、と心配になります。

現にこの映画の概要が紹介されるや、中国では、主としてネットのBBSなどで章子怡に対する非難が続出。
一ヶ月ほど前に宣伝用のプレビュー・スチルで一糸纏わぬ後姿が公開されると(実はまったく別な映画の松坂慶子のスチルだったようですが)、"日本のオトコの前で脱ぐなんて最低だ""中国の恥さらしだ"などの書き込みが相次いぎました。
11月29日に日本で開催されたプレミア試写会とプレス・コンファレンスについて、中国でも報道されると、章子怡に対する非難は益々エスカレートしているようです。

「章子怡は芸者を演じ、日本人と"寝た" - 中国のオーディエンスは憤怒」などと新華社のニュースサイトでも報じられるようになりました。しかも、新華社らしくイギリスの主要紙の報道を新華社ロンドン支局が引用する形にしてあります。
ネット上の書き込みを引用して「お金のために、日本男児と"寝る"なんて、憤りもいいとこだ」とか、「日本の伝統的文化である芸者を中国人が演じるなんて無理。アメリカの監督はこんなことも分かっていない」という中国の映画監督・陳凱歌のコメントも載せています。
実際BBSでは、かつて旭日旗風のコスチュームを纏って顰蹙を買った趙薇(ヴィキー・チャオ)を引き合いに出し「あんたも歴史に無知なのか」とか「日中関係がこんなに緊張している矢先に」とか章子怡への非難がゴゴーと飛び交っているようです。
渡辺謙と濡れ場を演じた章子怡は、一部の中国人民にとって"国賊"になってしまったようです。

シンガポール系聯合晩報のWeb版では、"章子怡のSAYURI"は中国だけではなく日本の"2チャンネラー"(ネット住民)にも顰蹙を買っている、と報じています。
「日中の"2チャンネラー"は、結託して章子怡を攻撃する」という過激なタイトルで、中国では「売国奴」扱い、日本では「お笑いモノ」になっていとのこと。

映画公開前から、章子怡にはホントに気の毒なのですが、一部中国人からこのような非難が出てくるのは"想定の範囲"だったはずです。
また、芸者を中国人が演ずることに対して一部の日本人が抱く"違和感"は、章子怡に対する非難というより、キャスティングをしたアメリカ人中心のスタッフに対するものでしょう。
アジア市場を重視したコロンビア映画がとんだ墓穴を掘ることになってしまうのではないかと気がかりです。元を質せば日系資本の映画会社なのですから、もう少しデリカシーが欲しかったようにも思えます。
とは言え、欧米人にしてみれば、日本人だろうが中国人だろうがマレーシア人だろうが"差不多"(大差が無い)かもしれません。

中国でバッシング気味の章子怡ではありますが、もちろん「アカデミー賞目指してがんばれ!!」とか「真の国際派トップ女優に」というポジティブな報道もされていることをお忘れなく。
(12月4日 ぐりさんのコメント情報をもとに一部修正)
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by pandanokuni | 2005-12-01 22:44 | 社会ネタ