カテゴリ:ひまネタ( 43 )
徹底的したエンタテインメントの追及。映画『功夫』大ヒットの兆し。
中国映画がオタッキーなもので無くなったのは、張芸謀のような巨匠とハリウッドが一層緊密になったからでしょう。世界市場を意識して、美や物語が普遍性に基づいて表現されていくのは良いことかもしれません。ただ、『紅いコーリャン』や『あの子を探して』の張芸謀を知る中国や日本の映画ファンにとって、『英雄(邦題:HERO)』や『十面埋伏(邦題:LOVERS)』は何か違和感のある作品だったのではないでしょうか。エンタテインメントとしての映画を目指しつつ、アート性やメッセージ性をどうしても捨て切れなかった、張芸謀の心の揺らぎみたいなものを、私は感じてしまいます。

b0047829_15471682.jpg先週末北京で公開された、周星馳(チャウ・シンチー)の『功夫(邦題:カンフー・ハッスル)』は、エンタテインメントを徹底的に追及する姿勢に満ち溢れていて、批評好きの北京っ子をも文句無しに笑い転がせています。
『功夫』は典型的なカンフー映画で、しかもコメディですから、物語性を重んじる張芸謀の作品と簡単に比較できるものではありません。ただ、ブルース・リーが産み出しジャッキー・チェンが育て上げたカンフー・エンタテインメントを、大陸・上海生まれの周星馳が見事に完成させた作品だと思います。

ストーリーはいたって単純。
平凡に暮らす長屋の人々が、ふとしたきっかけから黒社会の攻撃対象となってしまいます。長屋の住人には隠れたツワモノがたくさん居て、何度も追い払うのですが、最強の大家夫婦が絶体絶命の危機に陥ってしまいます。最後は黒社会の構成員で周星馳が正義の味方に変身し、黒社会が送り込んだ最強の拳師を打ち負かし、めでたしめでたし。もちろん、お涙頂戴の恋愛物語も盛り込まれていて、瞬きをする間も惜しいくらいのテンポで楽しませてくれます。

やけに写実的に再現される古き香港の街並みとえげつないくらいチープなCGのコントラストによって、虚構の世界が逆に現実味を帯びてくるところが不思議です。カンフー映画の真髄ともいえるアクションシーンも、敢えて偽物っぽく作りこんでいるような気がします。悪者をやっつけるのは、技や力ではなく立ち向かう人の気持ちなんだ、とでも言いたいのでしょう。黒社会の登場とともに立ち込める暗雲、周星馳が恋人役の黄聖依を抱き起こすシーンに顔を出す映画のポスターなどなど、これでもか、と言うくらいの過剰演出なのですが、見る人の気分を害するものではありません。
何事にもケチをつけずには居られない北京っ子の映画フリークに言わせると、「文句のつけようが無いエンタテインメント映画」。私もまさにそう思いました。
その言葉を裏付けるように、クリスマスイブ一日の興行収入は、『英雄(邦題:HERO)』を持つ記録を抜いてしまったそうです(SOHU・中国語)

私が映画館を訪れたのは平日の深夜だったのですが、上映30分前には席が売り切れてしまい、次の上映を待つことになりました。ちなみに北京の北三環路にあるシネマ・コンプレックスでは、5つあるうち3スクリーンを作って、30分おきに上映していました。同時期に公開され、こちらも前評判が高かった憑小剛監督(彼は『功夫』に友情出演しているのですが)の『天下無賊(英語タイトル:NO THIEF)』のほうは、1スクリーンなのに閑古鳥が鳴いていて、ちょっと気の毒な感じでした。
台湾での出だしもハリウッド映画を凌ぐ勢いのこと(中国情報局)

それでも私は張芸謀的映画のほうが好きなのですが、見る者を徹底的に引き付けるというエンタテインメントの原点を考えると、今年は『功夫』が飛びぬけた感じがします。
[PR]
by pandanokuni | 2004-12-29 15:48 | ひまネタ
乾燥肌にはスペシャル・マッサージで王様気分
月に1回はサウナに行きます。実は、住んでいるマンションにもサウナがあるのですが、敢えて外のサウナに行きます。
マンションのサウナでは、「う・ふ・ふ・・・」のスペシャル・マッサージが無いからです。

北京にはサウナがたくさんあります。自宅にシャワーやお風呂が無い北京市民が身体の汚れを落とすための「銭湯」みたいなものから、レストランやカラオケなどが併設されている「ヘルスセンター」のようなもの、また五つ星ホテルに併設された豪華な「スパ」。値段もピンきりで、入浴料が5元(70円)くらいのところから、200元(2,500円)を越えるところまで様々です。街を歩いていて「洗浴」とか「浴池」の看板を見かけたら、サウナだと思ってよろしいかと思います。

一般的なサウナは、温水シャワーと洗い場があり、銭湯のような大きな浴槽があり、サウナルームがあり、マッサージサービスがあります。石鹸やボディソープ、シャンプー、タオルなども用意されていますから、何の準備もせず気軽に行くことができます。もちろん、値段がピンきりである分、清潔度やサービス内容もピンきりです。ただ、値段が高ければ清潔でサービス内容も素晴らしい、と一概に言えないのが北京の面白いところです。
私も7年間、北京のサウナ巡りをし、小便器の中でシャワーを浴びてでもいるかのような不潔なところにも遭遇しましたし、値段の割には清潔感溢れるところも見つけました。ただ、清潔そうに見えても大浴槽に浸かるのだけは何となく避けています。いつも、身体を洗い、サウナで汗を流してから、特別なマッサージをしてもらいます。

さあ、いよいよスペシャル・マッサージの話です。通常、温水シャワーなど洗い場の周辺でこのサービスが行われます。サービスをお願いすると、一糸纏わないスッポンポンのまま、防水ベッドに仰向けに寝かせられます。マッサージ師も上半身裸で、下半身を隠すだけの下着しか身に付けていません....

中国語では「搓澡(ツァザオ)」と呼ばれる垢すりをしてくれるマッサージ師(三助さん)は、残念ながらみな男性です(男湯の場合)。歳は30歳くらいまで、若い男の子も結構多く、福建省や四川省あたりから出稼ぎに来ている人たちが多いようです。
フツーはオモテ面、オデコから始まってどんどん下に向かっていき、大切なフクロまで持ち上げられて、股間もしっかり擦ってくれます。足の指の間まで。三助さんが色白の美少年だったりすると、自分の中心部分が妙な反応をしないか、ちょっと心配になったりします。それから裏返って、首、背中、お尻、足、足裏。もう、ほんと王様気分です。
毎日お風呂に入って、ボディソープでちゃんと洗っているのに、ボロボロ、ボロボロ、驚くほど垢が出てきます。体重が1キロくらい減ってしまったんじゃないか、と思うくらい。
一通り、垢すりが終わると、背中から腰のあたりをポイントでマッサージしてくれます。それから、肩からふくらはぎへと、リズム良く叩いてくれます。これもまた、気持ちいい。

北京の冬はひどく乾燥します。当然皮膚も乾燥して、痒くなったりすることもあります。そんな乾燥肌に、垢すりは良くない、と言う人が多いのです。でも、この後がポイントなのです。垢すりの後にオプションが用意されています。
塩、粉乳、溶き卵...なんだか料理されてしまうみたいですが、お店によっては肌のお手入れ用に、様々なスキンケア・メニューがあります。私は、粉乳+溶き卵の全身パックをしてもらいます。これもまた、王様気分です。全身ヌルヌルで、ミルクの匂いになってしまいますが、パックを終えて、軽く洗い流し、もう一度サウナで蒸しますと、もうお肌はツルツル!!乾燥してガサガサしていた所も、痒みも無くなります。

私が行くサウナなら、入浴料が18元、垢すり(搓澡)が30分で28元、粉乳と溶き卵でプラス10元。合わせて800円弱と言ったところです。それにしても、同じサウナで女の子のフツーのマッサージが45分で58元ですから、一生懸命垢すりと全身パックをしてくれる美少年の三助さんにはちょっと気の毒な感じがします。彼のことを考えると、女の子の「特別」マッサージなんて受ける気がしなくなっちゃいます。
ご期待された方には恐縮ですが、私の「う・ふ・ふ・・・」のスペシャル・マッサージは、美少年三助による垢すり+全身パックのことでした。
まだちょっと、ミルクの匂いが残っています....
[PR]
by pandanokuni | 2004-12-26 20:49 | ひまネタ
スナック5軒はしご! 接待フィールドのメンテナンス・ナイト。
カラオケよりはスナックのほうが好きなのですが、一人で行くことは稀です。北京滞在が長い私の北京仲間もスナック離れが進んでいて、一緒に夕食を食べた後で「じゃあスナックでも行こうか」と切り出す奴は少なくなってしまいました。私のスナック・フリークエンシーは、理想とする週一回より更に小さくなってしまっています。

それでも、足掛け8年も北京で暮らしていると、いろんなシガラミができてしまって、行かないわけには行かないスナックもでてきます。もちろんオキニの女の子からの執拗なメール攻撃に応えなければ、という意識もありますし、ママさんや経営者との友人関係を維持するため、という目的もあります。
ただリーマンである私にとって、接待のフィールドを温存しておかなければならない、という気持ちが大きいのです。
その種の期待を秘めて日本からやってくる方には、カラオケが手っ取り早いのですが、そうでもない方、或いはそうであっても表に出せない方もたくさんいらっしゃいます。初対面のお客さまをいきなりカラオケでハジケされる、というのもリスキーです。ですから、接待のためにスナックを利用するということも意外と多いのです。
接待でお連れしたときに、一見さん扱いされるのも見栄えが悪いですし、中国語を話せないお客さまに日本語が話せる女の子をリクエストしたり、奥のほうの落ち着いたボックス・シートをリクエストするには、やはりそのスナックにある程度通っていなければ、サマになりません。ですから、スナックのママや女の子に名前を忘れられない程度のフリークエンシーで通う必要が生じるのです。

しかも、1軒だけと言うのでは持ち駒不足です。お客さまや出張者に「またあの店か」なんて思われたらシャクです。すごく気に入ってもらえたなら別ですが、同じお客さまを同じスナックに連れて行くというのは粋な接待とは言えないでしょう。そもそも、北京に駐在さfれているお客さまをスナックにお連れする接待は、「機会の提供」なのです。お客さまが行ったことの無いスナックにお連れして、もしお気に召したらあとはご自由にお通いください、と言うのが、滞在期間の長い者の役目でもあります。ですから、少なくとも7~8軒は持ち駒を用意しておく必要性があります。

とは言え、一人では行きたくないし、仲間のスナック離れが進んでいる現状では、スナック・フリークエンシーは減少する一方です。
こうしたときに、日本の本社から出張でやってくる同僚や後輩はいいカモになってくれます。取引先の方や会社の上司や先輩ですと、「接待」をしなければなりませんが、同年代の同僚や後輩であれば、こちらがイニシアティブを取れます。ギラギラして「過激なところ」を期待する若い奴には気の毒ですが、こうした気のおけないカモ君が日本からやってくると、私はスナックを連れまわします。

きょうは日本の本社から後輩が出張でやってきました。「北京ダックを食べたい」と言う彼の希望を受け入れつつ、「過激なところ連れてって!」と言うリクエストは冷酷に拒絶して、スナックをハシゴしました。3時間ほどで、1~3ヶ月ご無沙汰していたスナックばかり5軒回りましたから、平均滞在時間は40分弱と言ったところです。自分のプレゼンスをスナックの皆さんにそれなりにアピールして退散するわけです。こうしたメンテナンスはビジネス面だけではなく、プライベート面でも効果を発揮する場合がありますから、カラオケ接待よりは苦になりません。連れまわされた後輩も満更ではなかったようです。明日は仕事をすっぽかして、女の子のガイド付きで厳寒の長城に観光に行ってしまうかもしれません。
[PR]
by pandanokuni | 2004-12-14 03:33 | ひまネタ
「テニスの王子様」の正規版が中国で出版
b0047829_22494771.jpgヨン様の韓流じゃないけど、何かとギクシャクしてばかりいる日中関係を良い方向に進めていくには、「大衆文化の交流」こそ大切なのではないかと、私は常々思っています。交流ではなくて一方的かもしれませんが、特に現段階ではいまの日本をできるだけ多くの中国人に知ってもらうことでしょう。中国では教育の場でもメディアでも、日本をありのままに伝えることはほとんど無いからです。ポップスでも映画でもアーティストでもテレビドラマでもいいから、中国の人たちが接する機会を増やせば良いと思うのです。

幸いなことに中国には、かつての韓国のような日本文化流入への制限は少ないのです。もちろん出版や放映には当局の検閲が入りますが、政治面、教育面、風俗面への影響を基準にするわけで、差し障りの無い内容であれば、日本モノだけ特別視されることは無いと思います。圧倒的比率で流通している海賊版なら当局の検閲すら通っていないわけです。
日本のポップカルチャー(大衆文化よりいま風でしょう)で、世界的に注目されているのは、コミック、アニメ、ゲームのわけですから、中国でもこのあたりがどんどん紹介されれば、若い人が抱かされている日本へのイメージも随分良いほうに変化していくのではないでしょうか。

そんな折、許斐剛原作で集英社の「少年ジャンプ」に連載中の「テニスの王子様」が、中国で正式に出版されることになりました。「正式に」と言うのは既に海賊版が相当出回っているからです。土曜日に王府井の書店で開かれたプレスコンファレンスには、日本側の集英社と中国で出版する連環出版社の代表者だけではなく、中国側で図書出版を管理する国家新聞出版総局の方、そして在中国日本大使館の文化広報公使まで臨席しました。「たかが漫画」の出版発表ではありますが、ギクシャクした関係に喘ぐ両国政府の文化交流に対する期待すら感じさせました。
b0047829_22502999.jpg日本側の発言は、正規版出版を機に海賊版の不買を求める内容だけ耳につきましたが、中国側の発言は、日中文化交流の糸口にしたい、と言う主旨が強く表れていました。

プレスコンファレンスの会場には、中国のマスコミ関係者だけではなく、コミック・ファンまで駆けつけて、熱気でむんむんしていました。「テニスの王子様」自体、日本ではコミックもアニメも小中学生あたりが中心ファン層の作品だと思うのですが、会場に詰め掛けたコミック・ファンは大学生が中心です。ほとんどの北京の大学には「漫研」みたいなクラブがあって、主に日本のコミックやアニメをこよなく愛する学生が集まっています。日本のコミックやアニメに影響を受けて書き始める人やコスプレを楽しむ人たちもいて、ボリュームこそ小さいものの日本と同じ傾向にあるわけです。こうしたファン層が、オタク的領域を越えて量的に拡大していくためには、こうした正規版の出版やプレス向け活動はとても大切なことです。
日本が誇る数多くのコミック作品を創出している集英社ですら、中国で出版するのは今回が初めてなのです。

さっそく「テニスの王子様」の正規版単行本が書店に平積みにされていました。
児童書のフロアに「ハリーポッタ」シリーズと並んで置かれていたのには、ちょっと閉口してしまいましたが、日本のポップ・カルチャーをより多くの中国の人たちに知っていただくために、日本のコンテンツ・ホルダーやアーティストはもっと積極的になって欲しいと思います。b0047829_231155.jpg
[PR]
by pandanokuni | 2004-12-12 22:47 | ひまネタ
ついに、中国琵琶を買ってしまいました!!
b0047829_17164631.jpg女子十二楽坊が世に出てから、中国の楽器がさりげなくブームになっているようです。私は自慢じゃないですが、大学生の頃からずっと中国琵琶に憧れを持っていました。ピストルズジョン・ライドンのPiLを愛していたその頃の僕の彼女が、なぜか中国琵琶奏者・何 樹鳳のアルバムを聞いていたのです。そのアルバムの中の「十面埋伏」という曲に痛く痺れてしまいました。漢の劉邦と楚の項羽の戦いをドラマティックに描いている曲なのだそうですが、4本しか弦を持たない楽器の独奏とは思えないほど、抑揚があって広がりがあって表現力があって感動的でした。かと思うと、新疆地区の民族音楽が元歌の「天山の春」のように、癒し系の楽曲もイケちゃっていました。それから彼女は津軽三味線という方向に進んでしまいました。打ち込み系でナンパ音楽をやっていた僕とは対照的に....

女子十二楽坊に続いて、琵琶奏者のティンティンとか蒋 彦(ジャン・イェン)とか出てきたのがリマインダーになったのは確かですが、どうしても欲しくて、ついに買ってしまいました。

北京の観光スポットのひとつ瑠璃厰の南側に、楽器店が並んでいます。面白いことに、このあたりの楽器店の多くは、エレキやシンセなどの現代的楽器と二胡や琵琶などの中国固有の楽器のどちらも置いているのです。私はここに行くのが大好きで、この7年間でさまざまな楽器を買いました。国産で単板のアコースティックギターなら300元くらいからあります。音程に難があるものも多いですが、しっかり時間をかけて選べば、それなりの逸品を破格値で手に入れることができます。ここで買ったバイオリンを、日本の専門家に鑑定してもらったことがあるのですが、日本で買うと20倍くらいの値段になるくらいの逸品だ、と褒められたことがあります。

中国琵琶については、ド素人ですので、お店の人を全面的に信頼して見繕ってもらうことにしました。
私のリクエストは、装飾よりも音重視。音量があって、音程がしっかりしていて、低音から高音までバランスが取れていること。3軒お店を回りましたが、500元くらいから見繕ってくれたので、実際に音を出してみて、最も気に入った中国琵琶をソフトケース、弦2セット、爪2セット、スタンド込みで1,500元で購入しました。著名らしい創作者の姓名がクビの象牙のところに彫られていて、お店の人曰く、初心者には勿体無いくらいのシロモノだそうです。

中国琵琶にはいくつかの調弦方式があるようですが、私は低いほうからA-D-E-Aでチューニングしました。開放弦を爪弾くだけで相当にエキゾティックな音程です。
日本の琵琶は「バチ」を使うことが多いのですが、中国琵琶は爪で弾きます。べっ甲で作った爪を、本当の爪に両面テープで張ってその爪で弾くのが一般的です。ギターのように弦によって上からも下からも爪弾くようなアルペシオ奏法ではなく、弦を下から上に、つまり外側へと掻き下ろす奏法が主流です。マンドリンのようなトレモロ奏法も多用されるのですが、基本的には1本の指で行うようです。
自分の爪でもうまく弾けないのに、付け爪だともっとまごついてしまいます。当面はギターのピックを使うことにしました。

いまは開放弦を弾き下ろすだけでも、幸せな気分です。
[PR]
by pandanokuni | 2004-11-29 17:18 | ひまネタ
北京でセザンヌ、北京人のマナーに驚愕。
中仏文化年の催しの一貫として、北京の中国美術館で開催されていたフランス印象派展に行ってきました。b0047829_225045.jpg
最終日だったこともあり、美術館前のチケットボックスにはチケットを求める人たちが100mほどの列をなしていました。北京のこの種のイベントでは、関係者に招待券がたくさんばら撒かれ、タダ券を入手した人たちがどんなイベントかもわからずにやってきたりしますし、そうした招待券がダフ屋に回って、門の辺りでダフ屋が定価よりも安い価格で売りさばいたりしていることが多いので、当日券売り場に行列ができることなどあまり見たことはありませんでした。もちろん、この美術館周辺にもダフ屋はいましたが、定価20元のチケットを25元で売っています。この値付けからも、この美術展の人気の高さが伺われました。

チケットを買い求める行列に、ちょっとした違和感を感じました。整然としているのです。警備員が列を整理している様子も無いのに、2列になっていて、車道に届く手前から、直角に曲がって車道に並行に続いています。北京では日常茶飯事の割り込みもありません。後から来た人たちは、整然とした行列を目にして、そのまま最後尾へと向かっていきます。
館内に入ると、また行列に遭遇しました。やはり100人ほどが整然と並んでいます。何の行列かわからないので、通りかかる人たちが「何の行列ですか」と尋ねていきます。解説を聞くことができるイアレシーバーの貸出のための行列でした。

展示室に入ると、印象派の絵画の前に3重4重に列ができています。ところが、とても整然としているのです。
北京に長く住んでいる人であれば、ここの人たちのマナーの悪さはよくご存知のはずです。バス停、スーパーのレジ、銀行、行政の窓口、ファストフードのレストラン....行列が行列になっていない状態、行列になっていたとしても平然と割り込みされたり、異様に接近されたり、真横に並ばれたり、大声で話し合う人たち、ケータイの着メロ....。こうした騒然としたカオスこそ、北京そのもの、と言っても過言ではないでしょう。もちろん最近は、若者や高所得者層を中心にマナーが良くなりつつありますが、お金持ちと高学歴者が多いはずの空港のセキュリティ検査などでも、まだまだマナーの悪い人がいるのです。

美術館という場所柄を差し引いても、この整然さには、何となく違和感を感じました。絵画の前にできた列の最後尾について暫くすれば、何も声を掛ける必要も無く、すこしずつ自然と絵画に近づくことができるのです。つまり絵画の鑑賞を終えた最前列の人たちが、するりとよけてくれて、次の絵画の列の最後尾へと流れていきます。そして2列目の人が最前列に出ます。その後ろやもっと後ろにいた人が、いきなり最前列に割り込んだりせず、一列ずつ前に進むのです。当たり前のことかもしれませんが、この整然さには本当に驚きました。

しかも、ケータイで話す人はもちろん、ケータイを鳴らす人、大声で話す人もいません。
北京ではクラシックコンサートの最中にもケータイが鳴ったりします。鳴るだけなら仕方が無いのですが、その電話を受けて話し始める人もいました。周りの人に気遣って、客席からホールへと出て行きましたが、かなり大きな声で話していました。最近改装した天橋劇場という京劇などを中心に行うホールには、ケータイ・シールドが設置されたそうです。マナー改善が望めないので、ケータイの電波そのものを遮断してしまおう、ということでしょう。確かにこのホールの客席に入ると、ケータイのアンテナは立たなくなってしまいます。

中国美術館にモネやセザンヌを鑑賞に来ていた人たちは、20代の若者中心でした。学生や会社員のカップルが多いようでした。もちろん小学生くらいの子供をつれた家族もいましたが、そうした子供も会場を走り回ったりするような悪ガキではありませんでした。ここが北京か、と驚くほど、整然と印象派の絵画を鑑賞していたのです。日本で開催される美術展でもここまで厳粛か、と思えるくらいにです。
何故こんなにマナーが良いのか不思議でたまりませんでした。20元という入場料を考えると、お金持ちのセレブだけが来ていた、とは言えないでしょう。ただ、北京にもこういう「常識派」の人たちがたくさんいるんだ、ということを思い知らされました。

この中国美術館、カンデンスキーなどロシアの絵画の収蔵が多いのは何となく納得できますが、ピカソの秀作なども常設展で見ることができます。景山公園から程近い好立地ですから、北京観光のコースに加えてみてはいかがでしょうか。

タクシーを奪い合う人たち、赤信号を駆け渡る歩行者、レジに割り込むおばさん、投げ捨てられた紙コップ....美術館を出て王府井に向かう道すがら、いつもの北京に戻っていました。
[PR]
by pandanokuni | 2004-11-29 02:04 | ひまネタ
(出張者をお連れする)カラオケは好きじゃない!
北京で日本人がカラオケと呼んでいるのは、日本のカラオケボックスとは趣きが違います。通常は男性だけのグループで行きます。個室になっていることには変わりありません。フツーは5人~10人が入れるくらいの広さになっていて、ソファーが置いてあります。
人数に見合った広さの個室に通されると程なくお店のマネージャーが若い女の子を10人~20人引き連れてやってきます。女の子はフツー赤や青や黒や白のチャイナドレスを着ています。お客さんは、その中から気に入った女の子をそれぞれ一人ずつ選びます。それから女の子たちはそれぞれのお客さんの隣に着席します。そして飲み物(通常は偽物ブランドのウィスキー)を注文し、女の子たちがお客さんの飲み物を用意して、一緒にお酒を飲むのです。
あとは、それぞれが選んだ女の子とお酒を飲みながらおしゃべりを楽しんだり、カラオケを歌ったり、歌ってもらったり、個室にいるみんなでサイコロやカードを使ったゲームをしたり、ゲームで負けるとお酒の一気飲みをさせられたり、と基本的にはそういうお店です。

お客さんをアテンドする女の子たちは、通常そのお店に雇用されている従業員ではありません。男性のお客さんと同様、そのお店の女性のお客さん、という立場が建前の場合が多いのです。従って、その女の子たちの稼ぎはお店が保証するのではなく、アテンドされた男性のお客さんからいただくチップが彼女たちの主たる収入源になるわけです。ですから基本的には、より多くのチップをもらえるよう、お客さまによりご満足いただけるサービスをすることになっています。

個室ですからいろいろなサービスが可能になります。罰ゲームがお酒の一気飲みから、服を一枚ずつ脱いでいく、というルールに変わります。王様ゲームも過激になります。ただ、カラオケには仲間や仕事関係者と連れ立って行くのが通常ですから、一線を越えたサービスとなると、通常は場所を代えることになります。それもOKという女の子もたくさんいるわけです。
ということですから、カラオケに行ったにもかかわらず、1曲もカラオケを歌わないでお店を出ることもあるわけです。

私も北京に赴任したばかりの頃は、自らすすんで行きました。でもこの種の遊びはスグに飽きてしまいます。それで半年もするとすっかり興味を失ってしまいました。他にもっと楽しい遊びも見つけてしまい、このカラオケの費用を自腹で払うにはどうしても割高感が付きまとうのです。あの程度の女の子、あの程度のサービスに、あれだけのコストを支払うのは、どうも納得がいかなくなってしまいました。
ですから今では、日本から出張でいらっしゃる取引先の方や本社の上司・同僚に「夜の北京」を案内する必要があるときにしか行きません。

b0047829_19583254.jpg女の子との会話が中心のスナックは、日本語の話せる女の子が何人かいたとしても、やはりお客の日本人のほうが中国語をある程度話すことができないと面白くないのです。中国語のまったく話せない日本からの出張者をスナックにお連れした場合、私はほとんど通訳と化してしまいます。私も疲れますし、お連れした日本人もあまりハッピーではありません。
ところがカラオケの場合、最初にお店のシステムを説明してしまえば、あとは放っておいても大丈夫なのです。もちろん、みんなでやるゲームのルールの説明や、店外デートの注意事項など、ポイントごとに対応は必要ですが、あとは男と女。その営みに言葉など通じなくとも何とかなるわけです。しかも、ご案内した皆さんの満足度も比較的高いのです。

接待の場合、公金による支払いが認められます。接待相手が取引先の場合は、その方にチップを払っていただくわけには行きませんから、チップ分も含め全額領収書を発行してもらい精算します。しかし、本社など身内の接待となると、社内的倫理観からかガイドラインからか、そういうわけにはいきません。部屋代・飲み代は公金支出となる場合が多いのですが、アテンドしてくれた女の子に支払うチップは、それぞれが自腹で払うことになります。つまり、自分が行きたくもないカラオケに行って、ガイド役まで引き受けているのに、300元(約4,000円)も自腹を切らなければならないのです。そうは言っても、そこそこ楽しんでいるんじゃない、とか思われるかもしれません。でも出張者をお連れするカラオケって、ホントに楽しくないのです。そもそも、こちらには、その気が無いのですから...払いたくないチップを製造するマシーンでもあるといいのに、と思ったりします。

自宅にインクジェットのカラー複合機があるのですが、日本で3万円ほどで買った割にはカラーコピーもなかなかキレイなのです。こんど出張者をカラオケにご案内するときは、赤い毛沢東さんの100元札で試してみようか、などとちょっと考えてしまいました。でも、写真はホンモノの100元札です、ホントです....
[PR]
by pandanokuni | 2004-11-24 18:35 | ひまネタ
大衆文化の交流こそ重要だと思うのです....
北京の天橋劇場でボニージャックスのコンサートがありました。対外友好協会が主催したこのコンサートは、一般の北京市民には事前にはほとんど知られることがなかったのですが、主催者側の「動員」による40代~60代のおじさん、おばさんと一部日本からのツアー客ででほぼ満席でした。b0047829_121550.jpg
ボニージャックスが歌った日本の歌は、「いい日旅立ち」を代表とする20年~30年前の流行歌が中心です。主催者側の動員による観客は恐らく知日派が多いとは言え、日本の懐メロが演奏されるたびに、皆知った曲という感じで、口ずさむ人もいて、拍手も一段と大きかったようです。

そもそも、一部の若い人たちを除く北京の一般の人民に、良く知っている日本の歌手や歌やドラマを尋ねると、「山口百恵」だったり、「北国の春」だったり、「おしん」だったりします。
85年に中国随一の全国ネットテレビ・中国中央電視台で「おしん」が放送されたときは、大人気だったそうです。山口百恵と三浦友和の「赤いシリーズ」も中国の多くのテレビ局のゴールデンタイムで放送されました。国産映画がイマイチだった80年代に上映された高倉健のアクション映画は、なぜか現在の20代の若者たちの間でも知名度抜群です。

ところが、90年代に入るとなぜか、日本のテレビドラマや映画や大衆音楽が、中国で大々的に紹介されることがなくなってしまったそうです。もちろん、酒井法子が出演したドラマや「東京ラブストリー」、「一つ屋根の下で」などをかなりの中国人が見ていたようですが、全国ネットのゴールデンタイムで放映されたのではなく、各地区のローカルテレビ局で放映されていたようで、80年代から比べると随分マイナーな扱いになってしまったのです。90年代の日本のアイドルについて言えば、例えばNYのヒップポップチャートをいちいちチェックするような日本の音楽マニアのような日本マニアの中国人で無い限り、北京ではなかなか受動的に接することができるようなものではなかったようです。

2000年代に入ると、日本のドラマや映画はますます地下に潜ってしまいます。「ロングバケーション」を見たという北京の若者は結構多いようですが、台湾から流れてくる海賊版のVCDやDVDで見たのであって、北京のテレビ局では放映されていなかったのです。いまの北京の若者にとって、日本の大衆文化に接することは、70年代の日本の若者がドアーズやザ・フーを愛でるくらいインディーズ路線なのです。

なぜ、テレビ番組や映画や歌やゲームやアニメのような日本の大衆文化が、90年代に入ると中国で紹介される機会が失われていったのでしょうか?
もちろん、中国の政策も関連しているでしょう。しかし、知的所有権の侵害を危惧する日本のエンタテイメント業界が消極路線に転じてしまったことが、大きな要因であると断言して良いでしょう。

もちろんビジネスの側面だけで考えれば、放映権料は安いし、スグにコピーされて海賊版にされるし、正規版CDは売れないしで、踏んだり蹴ったりでしょう。でも、このような大衆文化が、中国人民に今の日本を理解してもらう、そして日本をより身近に感じてもらうための優れたツールであることは確かです。韓国と日本の関係も先方の大衆文化開放によって、なんだか良くなった感じがしませんか。
多くの北京人は、いまだに高倉健と山口百恵が日本を代表するスターだと思っているのです。

こうした意味において、2002年に北京工人体育場を5万人の若者で埋め尽くしたGLAYや、2003年に露出量の圧倒的に大きい中国のソフトドリンクのCMに出演した浜崎あゆみは先駆者と言えるでしょう。前者は短期間ではあっても正規版CDを買ってもらうための仕組みを作りましたし、後者は採算を度外視して中国における日本のトップスターとしての存在感をアピールしたからです。
[PR]
by pandanokuni | 2004-11-18 01:03 | ひまネタ
後ろめたさを感じつつ、増えていく【海賊版】DVDコレクション
きょうは街中のDVDショップで14枚の海賊版DVDを購入してきました。新作もあれば、古い名作もあります。
ライナーノーツや解説小冊子は入っていませんが、プラスティック・ケースにパッケージされているDVDの画質や音質は、正規版のものと変わりません。ジャケットの「ニュー・シネマ・パラダイス」が「ニュー・ネマ・パラダイス」になっていたりしますが....
b0047829_21591755.jpg

14枚で150元(約2,000円)です。北京の道端でも時折海賊版DVDを売っており、1枚8元(約110円)が相場ですが、ほとんどはプラスティック・ケースに入っておらず、再生不能の不良品も多く、その交換もできないので、道端のDVDよりやや割高なのですが、私は街中で堂々と店を構えているDVDショップを多く利用しています。

堂々と店を出して売ってはいますが、ほとんどは正式な権利関係を得て制作・販売していない海賊版です。「ハリーポッタ」シリーズはもちろん、「ラスト・サムライ」も「スパイダーマン2」も「華氏911」も日本で劇場公開される前に、こうした海賊版DVDで観ることができました。私はほぼ毎月1回10~20枚くらいをまとめて購入し、1ヶ月かけて鑑賞しています。私の海賊版DVDコレクションは、400枚を超えてしまいました。
3年ほど前まで中国ではV-CDが主流でした。その頃は海賊版は品質が悪く、コマ落ちしたり、作品の途中で終わってしまったり(V-CDの再生時間は長くて70分ほどですから)、いくら安いからとは言え、映像コレクションとしてはふさわしくありませんでした。しかし、ここ2~3年、DVDが主流になってからは、正規版と同等の品質で再生できるので、コレクションが増えていきました。時折新作で映画館で上映しているものをビデオで撮影した品質の悪いものも掴まされますが、ほとんどの場合、中国国外で市販されているDVDからのデジタルコピーです。

日本で買う正規版の50分の1ほどの価格でDVD鑑賞が楽しめるわけですが、海賊版を購入すると言うことは、違法行為に加担していることになります。北京ではLVやGUCCIなどのブランド品のフェイク(偽物)もいろんなところで販売されていて、駐在員の奥様方の帰国の際のおみやげとして定着しています。日本に持ち込む際、成田空港などで取り上げらてしまったケースもよく耳にします。
ただ、フェイク(偽物)はいくら精巧に作られていたとしても偽物ですが、DVDやCDのような著作権物は内容そのものに価値があるわけですから、違法コピーであっても「本物」と同じことです。海賊版DVDを買って見ることは、「本物」を楽しむために支払うべき対価を支払わないでいる、ということです。
私は、知的財産権を保護するべき業界の端くれで仕事をしているのですが、にも関わらず、海賊版DVDを楽しんでいます。もちろん、後ろめたさを感じてはいるのですが、安いコストで優良な映画やミュージック・クリップを楽しめる、という魅力には勝てません....

言い訳になってしまいますが、特に日本のミュージックCDやDVDの販売価格はどう考えても高すぎるのです。ミュージックCDの場合、制作費の高騰によるものでしょう。映画の場合は、かつて「2次」使用権として、いわば付帯収入の感覚だったDVDの販売収入が、「2次」ではなくなって、主たる収入源としてあてにされるようになったからです。DVDを高価で売りさばかないと制作費を回収できないような枠組みになってきたのです。

音楽や映画製作における構造的問題は全世界的ではありますが、特に日本では顕著です。海賊版対策のため、正規ソフトの売値を高くしなければならない、と言うジレンマに陥っています。Napsterには問題がありますが、あれだけ世界で一世を風靡したSONYのWalkmanがAppleのi-podに取って代わられつつあるのも、ボーナストラックやコピーガードCDなどで高価な正規版に固執してしまった、日本のソフトウェア業界の体質そのものに起因しているのではないでしょうか?

違法行為に加担して、意見を述べる立場でないことは承知しつつ、もっと安価でポップカルチャーを全世界の人たちと共有できるようなシステムを早く構築すべきだと思うのです。
[PR]
by pandanokuni | 2004-11-13 21:12 | ひまネタ
北京の出張マッサージの楽しみ方
私は出張マッサージにハマっています。風俗系ではない「キチンとした」出張マッサージです。お店に出かけるのもいいですが、就寝前にマッサージ嬢に来てもらって、あとはそのまま朝まで寝てしまうこともできるのが魅力です。

優良マッサージ店2軒(1軒はライトな風俗系サービスもあるようですが)、中国医学の男性医師、そしてフリーランス(?)のマッサージ嬢、この4つのルートをうまく使い分けながら、出張マッサージを楽しんでいます。

中国医学のお医者さんは、とある日本人の友人に紹介してもらいました。平日の日中は病院に勤務していますから、出張に来てもらえる時間には制限があり、他の場合と違って、電話して今すぐ来て、と言うわけには行きません。このお医者さんは、共産党の幹部が北戴河という別荘地で会議をやるようなときに同行するくらいのお方です。でも病院のお給料だけでは足りないので、時間があるときに外人向けに「治療按摩」のアルバイトをしているのです。
私には腰部に持病があるので、その治療目的です。ホントに酷くなったとき、このお医者さんにお願いします。90分交通費込みで200元。安くはありません。

次はフリーランスのマッサージ嬢。自称22歳で、以前は著名フットマッサージ(足底按摩)チェーンで働いてました。見た目も小可愛い感じで、私に会うマッサージをしてくれてたので、そのマッサージ店では何度か指名しました。ケータイの番号も交換しました。
何ヶ月かそのマッサージ店に行かないでいたら、その娘から「あのお店を辞めてひとりで働いている。マッサージが必要なら電話してください」、と電話がありました。
彼女は足底(フットマッサージ)専門で、全身マッサージはできないのではないか、と言う不安と、もしかしたら風俗系サービスに転進したのか、というほのかな期待で、さっそく呼んでみました。結果として、風俗系NGでしたが、全身マッサージも私には程よい力量で、疲れている部位をしっかり探り当ててのマッサージです。
日本人の友人を紹介して欲しいと言うので、安全そうな仲間を紹介してあげたら、2時間150元(交通費込み)でOK、と言うので、リピーターになりました。

あとは、優良マッサージ店ルートです。一つは交通費別ですが2時間で150元、もう一つは交通費別で2時間250元。100元の料金差がありますが、サービスやマッサージ技術、女の子の質には大きな違いは感じられません。なぜ使い分けているか、と言うと、単にローテーションの問題です。
どちらのお店も、3~4人が私の担当のようです。マッサージ嬢を番号で指名することもできるのですが、私は敢えて指名しません。それで、いろんな娘が入れ替わりやってきますが、定着したのは、各店とも3~4人という感じです。マッサージが納得いかなかったり、あまりにもルックスが悪くてイヤだと思ったら、次の回お店に電話するときに、「前回来てくれた娘以外の女の子をお願いします」とはっきり言います。そうしている間に、3~4人に固定されてしまった感じです。

こうした出張マッサージ嬢の大前提条件は、そこそこに可愛いかキレイなこと。風俗系のサービスは期待していませんが、マッサージされながらイロイロ想像力を働かせるときに、対象にできないような女の子では意味がありません。そして、清潔感があること。で、もちろん、マッサージが自分に合うこと、です。当然技術力が無いとダメだと思うのですが、力加減や自分がマッサージを必要としている部位を探り当てる能力あたりが大切です。いくら力加減があっていても、別段凝ってもいない部位を時間をかけてマッサージされると逆にいらいらしてしまいます。言葉にしなくても、5cm程度の微妙な距離を把握して、ツボを押さえてくれるような娘でないとダメなのです。

女の子の出張マッサージは、リラクシゼーションが最大の目的ではありますが、いまの私にとっては、北京のスナック通いよりコストパフォーマンスに優れた夜のエンタテインメントになっています。
私のところに来てくれる女の子は、スナックの女の子と遜色ないレベルです。しかも、普段着でやってきます。当然マッサージ中は、いろんな会話を楽しむことができます。ベッドの上で一対一の会話です。スナックでは一人の女の子を独占して会話を楽しむことができない場合もありますし、雰囲気がそうでない場合が多いのです。風俗系サービスはNGですから、一応「素人の女の子」ですし一般的なスナックの女の子よりスレていません。
この微妙な状況が何とも言えぬほど、心地よいのです。

週に1回お休みがあるようなので、店外デートも可能です。
それで総額200~250元。スナックだとボトルがあっても150元前後で当然タクシー代もかかります。スナックだと他の人が歌うカラオケやアルコール、話したくもならない女の子との会話で、次の日ちょっと疲れが残る場合もあります。出張マッサージは確実に効果があって、次の日は身体が軽くなります。
そんな感じで、いまちょっと出張マッサージにハマっているのです。
[PR]
by pandanokuni | 2004-11-09 00:43 | ひまネタ