中国中の警察関係者が北京に集結しているそうです。上海では警察関係者が半分になったので、いまがチャンスとばかりに悪さを企んでいる輩もいるそうです。北京の地下鉄に乗る時には、空港並みの手荷物検査を受けなければなりません。市の中心部では私服の警察関係者が至る所で目を光らせているそうです。
北京オリンピックまでほぼ1ヶ月となり、当局は妨害活動の阻止と揉み潰しに躍起になっているのでしょうが、北京首都空港の第三ターミナルで爆発物が見つかったとか、北京駅で発火騒ぎがあったとか、噂好きの北京人のおしゃべりまでを押さえ込むことは難しいようです。 テロ対策の一環でしょうか、この4月から中国の空港ではライターやマッチを持ち込めないようになりました。手荷物検査で、ペットボトルの飲み物とともに、ライターやマッチは没収されてしまいます。100円ライター(中国だと1RMB=15円位)とは言え、没収されてしまうのはとても残念です。でも没収されたくなければ、また面倒な手続きを経て、預かってもらわなければなりません。 私はライターを没収されない方法を中国の知人から教えてもらいました。 ケータイ電話の裏側にライターをテープで貼り付けて、かばんのポケットに忍び込ませるのです。こうするとかばんをX線検査に通しても、ライターが発見されない確率が高まります。ケータイ電話をひとつの金属の塊として認識するからです。ノートPCに挟み込むのはNGです。ノートPCはかばんから出させられますから、バレてしまいます。ケータイ電話と一体化していても、X線検査を通る角度によってはライターが見つかってしまいますから、かばんの内側のポケットのように動かないところに忍び込ませるのがコツです。 私は、日本と中国のケータイ電話を持ち歩いているので、二つのケータイの間にライターを挟んで、かばんのポケットに詰めて手荷物検査に臨みます。だいたいパスします。 ただし、中国では飛行機内にライターを持ち込むこと自体、処罰の対象になりますから、くれぐれもご注意ください。 さて、喫煙者にとって困るのは、飛行機を降りた後の一服にライターが無いことでしょう。 シンセンの空港では、到着ロビーで使い捨てライターを無料で配るサービスを実施していました。搭乗の際に没収したライターです。なかなか、合理的なアイディアだと思いました。 上海虹橋空港の出口では、こっそりと使い捨てライターを販売しているおばさんがいました。タクシー待ちの列にライターは要らんか、と声を掛けているのです。いくらかと尋ねると、2RMBとのこと。市場価格の2倍。さすが上海って感じです。 北京では、無料配布サービスにももぐりのライター屋にも遭遇することはできませんでした。 各地方の特徴が良く出ています。
by pandanokuni
| 2008-07-05 18:20
| 社会ネタ
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