パクリっ!? 中国版セカンド・ライフ。

b0047829_16394021.jpgバーチャルな世界で、自分の分身であるアバターを操り、友達を作ったり、商売をしたり、悪さをしたりできるセカンド・ライフ。世界で約470万人の居住者を集めていますが、英語の苦手な日本人向けに日本語サービスがもうすぐ始まります。日本人客を呼び込もうと、多くの日本企業がセカンド・ライフの中にバーチャルなお店を準備している最中です。

さて、セカンド・ライフの居住者(利用者)の多くはアメリカやイギリスなど英語圏の人たちで、次いでドイツや日本の人たちですが、全体の2%弱ですが中国人も住んでいます
そうした人気にあやかろうとしてか、さっそく中国版のセカンド・ライフが登場していました。
HiPiHiと言うサイトがまさにそれで、トップ・ページのデザインやバーチャル世界やキャラクターの雰囲気まで、セカンド・ライフそっくりです。
セカンド・ライフのタグラインが、"Your World. Your Imagination. (あなたの世界。あなたの想像力。)ならば、HiPiHiは「あなたのために世界はある」。何から何までパクリと言えるでしょう。

HiPiHiは、泣かず飛ばずのB2Bサイト"我的網(My Web)"の総経理を務め、一応1999年には中国ネット業界10大人物にも挙げられた許(Xu)さんと言う人物が2006年春に始めたもので、8月には中国国内のベンチャー・キャピタルから10数億円規模の資金調達を受け、北京の中関村に100人規模の会社を設立し、運営しています。
"本物の"セカンド・ライフ・ブームが、東アジアに浸透し始めた2006年秋頃には、日本や韓国の複数のネット系企業が"二匹目のドジョウ"を狙うため、HiPiHiを訪れ、資金提供を検討したそうですが、ユニークさのかけらも無い"どパクリ"サービスであることが判明し、そそくさと撤退してしまったそうです。


b0047829_16404267.jpg化けの皮が剥がれてしまったのか、HiPiHiのトラフィックは低迷を続け、2007年3月16日時点のAlexaのランキングでは20万位以下という状況です。本家本元のセカンド・ライフは、日本語、ドイツ語、韓国語によるサービスの次に、中国語でのサービスを用意しているようです。パクリ君HiPiHiの将来は決して明るくなさそうです。

検索サイトの領域では、百度(Baidu)が優勢を堅持し、谷歌(Google)は苦戦を強いられています。百度が登場したとき、私はGoogleのパクリじゃないか、と感じましたが、中国語という言語の分析や研究において、百度にはユニークなテクノロジーが存在しており、"袖の下"による上位リスティング疑惑など、どうこう言われながらも、その検索結果や多岐に渡るサービスが、中国人ユーザーに支持されているのです。
HiPiHiも、もっと中国の文化や習慣などを積極的に取り入れれば、中国語圏で浮上するかもしれませんが.....。

*画像:上が本物、下がパクリもの

HIPIHI関係者からのご意見
このエントリーに関して、内容の一部に誤りがあるというご意見を、HIPIHIの関係者の方から頂戴しておりますので、ご紹介申しあげます。
*2006年春以前に開発は始まっていました。
*社員数は100名規模ではなく、70名弱です。
*2007年3月19日からβ版のサービスを始めたばかりで、関係者などにID発行を限定しているので、Alexaのランキングが伸びないのは当たり前です。
*現在でもVCなど複数社が出資を検討している最中です。
(追記:2007年4月7日)
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by pandanokuni | 2007-03-16 16:43 | ひまネタ
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