「ほっ」と。キャンペーン
Googleも繋がりにくい状態なのに、「中国政府はネット統制してません」と吹いた劉建超さん。
アメリカ企業がお手伝いした中国が誇る金盾(ゴールド・シールド)、5月あたりからアップグレード作業を行っているらしいです。

まず、MSNが繋がりにくくなりました(5月13日付けのエントリー)。
それから海外のメールサーバーに置かれたメールが受信できないと言う状態になったりしました。私の場合も、日本のプロバイダーやxrea.comのメールサーバーに置かれたメールのメーラーでのPOP受信が、断続的にできない状態が続いています(関連情報:INTERNET Watch)。そんなわけで、中国以外のメールサーバーをgmailに転送設定したのですがぁ....

そのGoogleの調子悪いっス。私の場合は、ツールバーかgoogle.comドメインのMy Pageからググる場合が多いのですが、日本語の検索ワードであっても検索結果が表示できなくなり、My PageやTop Pageに戻ろうとしてもアクセスできなくなったりします。Google中国のTop Pageから入ろうとしてもダメだったりしますが、5分か10分経つとアクセスも検索もできるようになったりするのです。こんなわけで、gmailをウェブから取り出すこともママならない状況だったりしています。Google自体にまったくアクセスできない、という北京在住の知人もいます。
こうした状況は接続環境によって違いがあるようで、私の場合、会社のほうが繋がり易く自宅のほうが酷い状況です。

ネット業界にいる中国人の知人は「"金盾(ゴールド・シールド)のアップグレード工事中"だから」と言っています。ネット統制がより目立たないようにするための工事との噂。これまでは、特定のドメインにアクセスできない、特定キーワードを含むページにアクセスできない、と言った技術だったので、ネット統制がバレバレでした。これからは、「あのページが繋がらない」とか「アク禁になった」などと気づかれない方法方法でネット統制をして行こうという魂胆だ、と彼は言います。技術的に可能かどうかも怪しいですし、彼の話はブラックジョーク程度に思っていました。

ところが、こんなニュースを見つけたので超級ブラックになってしまいました。

6月1日の中国外務省定例記者会見で劉建超スポークスマン(残念ながら、まだ「報道局長」に昇格できていないようです)は、「IPI(国際新聞編集者協会)が、中国はネット報道の管制を止めるべきだ、と要求しましたが、コメントをお願いします。」という記者の質問に対して、次のように答えたそうです(中国外務省HP)。
この点について、私たちは既に何度も中国政府の態度を述べています。数字を用いて、簡単に事実をご説明しましょう。現在、中国のインターネットユーザーは1億1,000万人を超えています。中国人民はインターネットを通じて、必要かつ重要な情報を得ることができるのです。この情報チャネルはよどみ無く流れています。正確なデータとはいえませんが、中国には既に130万以上の発言広場(BBS/掲示板)があります。誰もが頻繁にBBSを訪れて、さまざまな観点に触れることができるのです。中国政府はそれらの観点に対して統制を進行ってきたことはありません。一部の方は中国政府がネットを統制していると指摘していますが、事実とは合致していないのです。
当然のことながら、中国政府はエロや暴力、社会の安定を破壊するような情報について、必要な管理を行うことはありえます。西側を含む中国以外の国でも、このような管理はしています。関連措置は法律の枠組み内で行われているのです。
報道の自由と言う点に関して申しあげれば、私はまた別のデータをお伝えします。中国では現在2,000以上の新聞、8,000~9,000の雑誌が発行されています。これほどたくさんの報道メディアがあり、さまざまな観点があるのです。私たちは、メディアは政府の仕事や社会の発展を監督するのに有効だと考えているのです。もちろん、関連するニュース報道は法律の枠組み内で行われなければなりませんが。

中国政府がネット統制している、というのはほぼ周知の事実でしょう。ま、規制されるのが<社会の安定を破壊するような情報>だとすれば、嘘つき発言とも言い切れないのですが、どんな<法律の枠組み内>で管理しているのか、しっかり説明して欲しかったです。
更に驚いたことに、「メディアは政府の仕事を監督する役割を持っている」と言っちゃったこと。「政府の仕事はメディアを監督すること」と言い間違えた訳では無さそうですからね。
すっごいなぁあ....。

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by pandanokuni | 2006-06-06 22:12 | 社会ネタ
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