キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!! 「新京報」編集長更迭!!!!
「新京報」は最近売れ行き好調の北京で発行されるタブロイド紙です(メディアも栄枯盛衰、センセーショナルな「新京報」と火消し役「北京青年報」。)。
2005年6月、北京郊外の河北省定州市で起きた農民の立ち退き反対運動に、恐らく市政府関係者が雇った武装集団が強制介入した事件を、紙面で堂々と取り上げたり、吉林省の化学工場爆発事故の影響が松花江に及んでいることをスクープしたり、北京のバスの乗務員に中学生が車内で絞め殺された事件を追うなど、新華社やCCTVあたりが取り上げない事件を真っ先に報道し、部数を伸ばしてきた新聞です。

この新聞の楊斌編集長ら幹部が28日"解任"されてしまったそうです(共同通信)。

センセーショナルな新聞とは言え、中国の報道機関は原則的に国家機関の下にあります。「新京報」には、中国共産党中央宣伝部傘下の「光明日報」と広東省共産党委員会が母体の「南方報業伝媒集団」が出資しています。ただ、中国におけるセンセーショナル新聞の草分け「南報都市報」(「南方報業伝媒集団」傘下の広東省で発行されている新聞)のカラーが強く、「光明日報」の影響力は小さい感じでした。
中国のメディアにも"拝金主義"がまかり通るようになり、「売れる新聞」「広告が入る新聞」をなかば黙認する動きなのだろう、と思っていたのですが、やっぱり来ちゃいました。

”親会社"の「南方都市報」の編集長も解任されたとのことですから(NIKKEI NET)、"センセーショナル"報道に対して当局が"取り締まり”を強化する姿勢を強化したのでしょう。一方で当局は、広東省の炭鉱や吉林省の化学工場の事故について、自省的な公式コメントを出したりしていますから、「この種の報道は当局のガイドラインに従わないといけません」という"見せしめ"でもあるのでしょう。

さて、当局の"介入"に反発してなのか、編集長の"人望"が厚かったからなのか、「新京報」の記者や社員数百人が職場放棄をしたそうです。それでも、新聞は通常通り発行されているとのこと。まぁ、これをきっかけに「報道の自由」を求めて大規模な運動に発展する、なんてことはないのでしょうね....。「出る釘は打たれる」くらいのお話で終わってしまうのではないかと思います。

ネットのニュース検索で調べる限り、中国でこのニュースを報道しているのは香港系・台湾系のニュース・サイトだけです。なぜか、大陸系では「中国金融網」にこのニュースが掲載されていましたが、当然のことながら新華社などはいまのところ黙殺です。

それにしても、楊斌編集長らを"クビ"にした当局の人たちは、かなりクレヴァーじゃないですね。中国国内では「出る釘は打たれる」くらいのお話で終わるのかもしれませんが、中国国外では報道の不自由の象徴として扱われるでしょうから....
こちら日本でも、パチスロ関連会社の乱脈経営、強いては警察幹部との関係を暴いた出版社の社長が名誉毀損容疑で逮捕されたりしているのですけどね....
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by pandanokuni | 2005-12-31 03:25 | 社会ネタ
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