「ほっ」と。キャンペーン
鳥インフルエンザで亡くなった14人のリスト
なんだか2003年4月頃の非典(SARS・新型肺炎)の時に似てきましたね....。
「37.5度以上の原因不明の発熱があった場合、指定病院で検査を受け、結果が判明するまで病院に留まりましょう」(新華社サイト)と言う、当局による呼び掛けが始まりました。
SARSの時は、空港や公共の施設など至るところで体温チェックが行われ、発熱者は指定病院で検査、そんなシステムでした。
いまのところ、北京の一般ピープルはSARSの時ほど"盛り上がって"いない感じで、冷静に振舞っています。それなのに、政府系のメディアは一般ピープルの不安を煽るくらいに、鳥インフルエンザの話題を伝えています。新華社のサイトは「鳥インフルエンザを積極的に予防しよう」というスローガンのバナーまで用意して、サイト内に貼り付けてます。ホントにSARSの時みたいです。

公式には人から人への感染が確認されているわけでもないですし、当局にヤバイ鶏肉を流通段階でシャットアウトする自信があるのなら、こんな大袈裟なキャンペーンは必要無いようもに思えます。もちろん予防を呼び掛けることは大切です。
でもここまで大々的にやられてしまうと、ホントのところは、ヤバイ鶏肉がそこら中で売られているとか、或いは人から人への感染が既に確認されたとか、疑いたくなってしまいます。

もう一つ、当局の"過敏な"対応が、中国での鳥インフルエンザの実態に疑いを抱かせてしまいます。
中国では鳥インフルエンザによる人間の死亡例は、公式には2例と言うことになっています。しかし、ネット上では14人の死亡者リストが掲載されました。Sankei Webでも伝えていますが、ソースは博詢新聞というアメリカ発の中国関連ニュースサイトです。欧米系ソースの転載が中心ですが、独自ネタも掲載しています。中国当局にとって都合がよろしくない記事も多いので、こちらからはアクセスできない状態になる場合もあるのですが、中国当局も寛容になっているのか、アクセス可能な状態も意外に多いのです。
でも、この「14人の死亡者リスト」が掲載されてから、完全にアクセスできなくなってしまいました。この記事だけではなくトップページも見ることができない状態です。

この記事のソースは匿名のネット住民で、遼寧省では既に77人亡くなっていて、その中の出稼ぎ労働者14人の名前だけを挙げているのです。博詢新聞自身「このニュースは事実関係を確認したものではない」と断りながら転載しているものです。遼寧省の地元ピープルの実名を挙げれば、ウラドリも可能ですが、出稼ぎ労働者ならウラドリは困難でしょう。名前や出身地なんていくらでもデッチ上げられますから。
つまり、日本の巨大掲示板にでも書き込むものなら「通報」されちゃう類のネタかもしれないのです。
当局もこんなネタにまで過敏になって、アク禁を強化しなくてもよいのに、大人気ない対応だなぁ、と思います。
もしかしたら、このネタは実態を捉えていて、ホントは既に何十人も亡くなっているのかも知れない、と余計に不安になってしまいます。

当局の鳥インフルエンザに対する"過敏な"対応に、「何だかホントはスゴイことになっている」と言う不安を感じるのは私だけでしょうか?

そういえば、鳥インフルエンザには直接効果が無いとは知りつつも、インフルエンザの予防接種を受けてきました。日本の3分の1くらいの料金で受けられるのですが、以前日本の本社が費用を負担していたことを思い出して、セコイ話ですが問い合わせてみました。
本社の答えは"NO"。自己負担でお願いします、と言うことでした。以前はSARS対策と言うことで、汚染地域の駐在員に対してインフルエンザの予防接種を呼び掛け会社負担にしたとのこと。でも今年は鳥インフルエンザ対策になるので、日本も含め世界中が対象となってしまうので、会社負担にはできない(したくない)という理由でした。
確かに、鳥インフルエンザは日本でも発症しているし、一理ある話ですけど、やっぱ中国のほうが危険性は高いような気がします。

とはいえ、ゆうべも「焼き鳥」でした。中国の鶏肉はホントおいしいんです....
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by pandanokuni | 2005-11-22 22:13 | 社会ネタ
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