機中の小沢一郎クン
一週間ほど日本にいて、ようやく北京に戻ってきました。10月29日土曜日、北京から日本へ行くANAのフライトで民主党の小沢一郎クンを見かけました。

私は飛行機に乗るとき、できるだけ一番前か一番後ろの列の窓側に座るようにしています。窓側でも、北京から日本に向かうときは、A(コックピットに向かって左側)、日本から北京に向かう日中のフライトではK側を希望しています。巡航中真南から直接陽射しを受けることが無いから、映画を見るにも眠るにもシェードを下ろす必要がないからです。わざわざ窓側を選んでおいて、シェードを閉めては意味がありませんから...
。その日は1Aシートが塞がっていて、その一列後ろの席のボーディング・パスを受け取りました。

狭い機内に長居したくないので、私はできるだけゲート・クローズぎりぎりに搭乗するようにしています。でも一番最後だと、離陸が遅れた原因のように思われ、席について待っているほかの乗客の冷たい視線を浴びかねないので、搭乗ゲート付近で待機しつつ、頃合を見て乗り込みます。
その日もほぼ全員乗り込み、ブリッジの行列が途切れたあたりで搭乗しました。周りの席はほぼ埋まっていました。でも、私の前列の1Aとその隣の2席が空いたままでした。

ドアクローズぎりぎりになって、ダークスーツ姿の4人連れが乗り込んできました。そのうちの一人は小沢一郎クンでした。小沢クンにはオーラを感じました。或いは連れの三人があまりにも小物に見えたからかもしれません。濃紺のスーツに"SP"の襟章をつけた方が二人。元機動隊みたいな風貌です。もうひとりは30代の小柄な男性でした。
小沢クンは最前列の窓側1Aにゆったり腰を下ろし、SPの一人がその隣に座りました。もう一人のSPと大きな紙の手提げ袋を二つほどぶら下げた30代の男性(たぶん秘書でしょう)は奥のほうに進んでいきました。このお二人にはYクラスにお席が用意されてたのでしょう。

さっそく客室乗務員が小沢クンの席にやってきて、新聞をお勧めしていました。時々横顔が見えるのですが、嫌味の無い笑顔なんですね。大物センセイにありがちな威圧的な或いは横柄な態度はまったく無かったように見ていました。
フライト中は隣の席のSPの方と一言二言会話するくらいで、ずっと姿勢を正していました。真後ろの座席の私には、背もたれからはみ出た小沢クンの襟首から上がほとんど動くことなく凛とした感じに見えました。もし私がオンナだったら惚れてしまいそうな雰囲気です。
なんと、食事を済ませてリクライニングを軽く倒す際には、後ろを振り向き、私に「ちょっと失礼します」と声までかけてくれました。

小沢クンは靖国問題においてA級戦犯の分祀論者のようですが、小泉さんを「約束を守らない奴」とコケ下ろすためだけに、中国に行ったのではないように思います。親分が角栄さんだったこともあり、<理中派>であるとは思いますが、機中でのあの"凛とした"雰囲気を見てしまうと、中国のお偉いさんにただ媚を売るような国会議員とは違って、対等の立場で言うべきことは言うタイプなのではないかと、秘かに期待してしまいます....。今回の訪中は小泉参拝直後の要人会見にもかかわらず、日本ではあまり大きく報道されていなかったようですが.....
日本で古館伊知郎さんのテレビ番組に小沢クンが出演していたのをたまたま見てたのですが、ちょっと歯切れが悪かったですね。民主党の中ではちょっと浮いた存在になってしまったのでしょうか?若手の幹部を批判するだけではなく、また表舞台にしゃしゃり出るくらいの気持ちで頑張ってもらいたいと思いました。

ここで疑問点。党首でも大臣でもない"ヒラ"の国会議員の海外渡航に、何でSPが二人も付くのでしょうか?同じ民主党の国会議員でも自宅前で刺殺された石井紘基クンには、一人のSPも付いていなかったのではないかと思うと不思議です。
調べてみるとなぞが解けました。どうも国会議員としての"公務"だったようですね。「第13回長城計画友好交流代表団」の名誉団長という"肩書き"で中華全国青年聯合会(日本で言うとJC=青年会議所みたいなものですが、中国では政府関連機関です)の招待を受けての訪中ということで、きっとSPが二人も付いたのでしょう。

成田に着くと、入国審査の一般ピープルの列にはさすがに並ばずに、SP、秘書とともに、そのヨコの通路へと向かっていきました。
強面の印象が強かった小沢クンでしたが、機中の雰囲気や客室乗務員への態度など奢るところ無く、とても<好印象>でした。やっぱ、小物ほど横柄な態度をとるのでしょうかね。
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by pandanokuni | 2005-11-07 21:56 | 社会ネタ
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