<Cool Biz>日本では"掛け声"止まり、北京ではしっかり実践中!?
日本に出張に出かけるのにちょっと悩みました。
NHKニュースで見る限り、日本では"クールビズ"が進行中で、小泉さんも議員の先生方もノーネクタイ、ノー上着。経団連の会長さんまでが"クールビズ"ファッションをアピールしているようですから、お役人さんだけではなくて、民間企業のビジネスの世界もノーネクタイは当たり前の雰囲気....という感じの報道振りです。
日本の本社に、ネクタイとスーツ姿で顔を出したら、「さすが中国帰り、日本のマナーをわきまえてないね...」なんて、同僚の"イジメ"に遭ってしまうのではないかと心配でしたし、かと言って日本で打ち合わせする際に、上司がビシッとスーツ姿だったりすると、「日本に遊びに来てんの?」などとお小言を言われそうで心配でしたし...。
結局、スーツ対応の準備をして日本に出かけることにしました。

"大は小を兼ねる"と言うわけでもありませんが、場違いだったらジャケットを脱ぎ、ネクタイをはずせば済むように、一応それなりにスーツ姿で決めて、本社に出かけることにしたのは大正解でした。
久々の通勤ラッシュ、中央線の電車に揺られる日本の"リーマン"の姿は、以前とまったく変わりありませんでした。若い"リーマン"ほどダーク系のスーツで、ライト・グレイのジャケットを着た自分がむしろ浮いてしまっている感じ。日本では入社1~2年目の若いOLも妙に地味なスーツ姿が多いようで、これってリクルート・スーツの使いまわしなのでしょうか....
とにかくNHKでアレだけ報道されていた"クールビズ"ってどこの国のお話、と思うくらい、ほとんど皆さんスーツ姿です。

会社は一応ギョーカイ系だから、きっと状況が違うだろう、営業も含めてクールにノーネクタイ・スタイルを決め込んでいるんだろう、と少し期待してエントランスに入りました。が、以前とちっとも変わりません。案の定、本社の上司もいつものようなスーツ姿で、ネクタイを締めてきた私はホッとしてしまいました。
日本の同僚に聞くと、「クライアント企業の多くがスーツ姿だから、チャラチャラできなくて」と言うこと。なのにオフィスは28度の省エネ温度にエアコンが設定されてしまうので、蒸し暑さ倍増とのこと。ま、取引先様がスーツ姿だからこちらもスーツ姿、という悪の連鎖によって、思ったほど"クールビズ"は浸透していなかったようです。
考えてみれば、役所の方々なんてトウの昔から"クールビズ"だったような。先生は体育系と言わずともポロシャツにジャージだったし、地方の役場なんてノーネクタイにサンダル履きがフツーだった。議員の先生がノーネクタイで登場するのも、その延長線上と考えれば、何となく理解できちゃいますね。でも、民間企業はなかなかそうは行かない....
北京の気候に慣れてしまった私にとって、日本の蒸し暑さは地獄で、省エネ設定の会議室でも電車の中でも、じわりじわりと汗がしみ出てくるのでした。

「到着地の気温は36度」と機内アナウンス。夕方6時になろうとしているのに、1週間ぶりに戻った北京の気温は36度もありました。
ウチの会社の営業スタッフは"一応"スーツにネクタイが原則です。でもそんなルールどこ吹く風と言わんばかりに、翌日出社すると中国のスタッフは皆すっきりとノーネクタイ。私はクライアントと面談があるのでビシッとスーツ姿で出勤です。私とクライアントに同行予定のスタッフに、「おいおいノーネクタイかよ」とお小言すると、「没問題(だいじょうぶ)!!」と自信に満ちたお返事。午後に出かける時には、ビシッとスーツ姿に着替えていました。これはアイディアですね。出勤やオフィスでデスクワークしてるときは軽装で良いわけです。

北京では夏の暑いときにスーツ姿で数人が群れて歩いている場合、ほとんど日本人と言っても良いでしょう。欧米系ビジネスマンもルーティンワークではノーネクタイ。もちろんTPOに合わせてスーツ姿にもなりますが。
女の子なんてスゴイです。ノースリーブにミニスカートと露出度最大化!!薄手のスケスケワンピースってのも多くて、イケている場合はセクシーなのですが、イケていない場合も多いのが難点です(ウチの会社ではイケていない場合、イエローカード提示を検討中....)。
ビジネスの場を離れ、庶民空間に繰り出すと、男性は上半身裸かTシャツを乳首の辺りまでたくし上げています。若い女性もスカートを捲り上げてパタパタ風を送ったりしています。真冬には真っ黒系ファッションでモモヒキと毛糸のパンツを重ね着している女の子たちも、暑くなるとホワイト系のワンピースを好み、もちろん"なま足"が当たり前!!
北京では既にCool Bizが実践されているのです。

スーツ姿でタクシーに乗ると、Tシャツに短パン姿の運転手さんが声をかけてきました。「いいとこの会社だから空調がバンバン効いて涼しいんだろぅ。でもオレのクルマはあんまり冷えないから勘弁してなぁ。」
夏場、北京のいたるところで夜の9時10時まで庶民が外にでてシャツ一枚で涼んでいます。マージャンをしている人もいれば、おしゃべりしている人もいる...部屋に冷房が無くて暑いので、外で涼んでいるのです。こうした庶民のアパートまで豊かになってエアコンを効かせるようになったら、原油はますます高騰するんだろうなぁ...などと思いつつ、北京スタイルのCool Bizがいつまでも続いてくれることを秘かに願ったりしちゃいます。
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by pandanokuni | 2005-06-24 20:40 | 社会ネタ
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