中国国際航空が"超音速旅客機"を投入!?
相変わらず、エキサイト・ブログには通常の方法でアクセスができません。このブログは北京在住の皆さんにもご覧になっていただきたいと思って始めたので、そろそろ"お引越"を考えなければ、と思っています。

さて、2003年10月に世界の空からコンコルドが消えてしまってから「超音速旅客機」はもう御法度なのかなぁ、と思っていましたら、なんと中国のフラッグ・キャリアである中国国際航空が"超音速旅客機"を投入するとのこと!!しかも、この国が"誇る"権威メディアである「人民日報」の日本語ウェブ版が報じたのですから、少し航空オタクの私としては、ウキウキわくわくしてしまいました。

そもそも、超音速旅客機はクリアしなければならない課題がたくさんあって、採算性に大きな問題があり、"本気で"商用開発しているところはもう無くなった、と言うのが私のイメージでした。唯一ボーイング社が「ソニック・クルーザー」という"近音速旅客機"を開発中なのですが、東京-ニューヨーク間が2時間程度短縮できる程度なので、これまた採算が取れるのかどうか心配するムードが支配的なのです。
さすが中国、欧米を差し置いていつの間にやら「超音速旅客機」を開発してしまったのかぁ、と感心しました。

ところが、この記事には「超音速旅客機(A340-300)」と書いてあります。ううん、A340-300はエアバス社が既に量産している旅客機で、日本ではあまりお見かけしませんが、中国国際航空では既に何機か導入済みのフツーの飛行機です。ジャンボ機と同じくエンジンが4発ついているので、ETOPS(1発のエンジンがトラブルを起こした場合でも飛行を許される時間)の制限を受けないため、長距離の洋上運行が可能な、大体300人くらい乗れるワイド・ボディ(客席内に通路が2本ある)飛行機....私の知識としてはそんなもんで、最高速度はボーイング社のB747-400なんかより遅いくらいだと思っていました。このA340-300が"超音速旅客機"だなんて!!!
いつの間にかスペックが変更されたのかもしれないと心配になり、エアバス社のウェブサイトも確認させていただきました。やはり"超音速"で飛行できるなんて一言も書いてありません。この飛行機の特長は、やはり巡航距離(着陸せずに飛び続けることのできる距離)が長いと言うことです。シンガポール-ニューヨーク直行便という現時点で一番長い距離をノンストップで飛ぶ路線に使われているくらいですから。

b0047829_1755394.jpgそれにしても、この国が"誇る"権威メディアが、日本語のウェブ版とは言え、ごくごく初歩的な間違いを載っけていたわけです。きっと翻訳ミスでしょうからオリジナルの記事を探してみたのですが、「人民網」内の検索では見つかりません。この記事自体、中国国際航空のファーストとビジネスクラスのシート設備が"世界最高クラス"になる、と言う内容のもの。日本人客の需要を当て込んで日本語版だけに掲載したネタだったのかもしれません。ま、中国語版に掲載してしまうと、そんなのに乗れるの役人くらいと金持ちくらいだろう、と不満のネタにもなりかねないでしょうから....

アク禁のことで意地悪されているので、私もちょっと意地悪になっちゃいました!!
[写真はルフトハンザのA340-300]
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by pandanokuni | 2005-05-11 16:45 | 社会ネタ
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