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『中国で趙氏死去報道規制…NHKニュースぷっつん!?』 by 夕刊フジ だって!!
趙紫陽さんが"正式"に亡くなられたそうです。この2年近く、香港の消息筋から何度と無く誤報が流され何度も亡くなった事になっているので、10数年前に趙紫陽さんのファンだった中国のインテリ層はすっかり追悼を終えた感じがあります。
そもそも、天安門の時に熱くなった人たちの多くは拝金主義の世の中を渡り歩いて、いまビジネスの第一線で活躍している人たちが多いので、現体制を刺激するような行為は行わないと思います。
もちろん趙紫陽さんは"民主派"のアイドルですが、当時の"民主派"のリーダーたちのその後の中国での評判は決してかんばしくありません。"4000年の歴史”で独裁政権以外はほとんど経験が無い中国大陸の人たちにとって、民主主義を叫ぶ人たちすら"胡散臭く"みえてしまうのかもしれません。
少なくとも北京では趙紫陽さんの死去について、今のところいたって冷静な反応です。

それでも、「中国のニュース・サイトのBBSは書き込みを規制している」と日本の大衆紙までが報道しています。そもそも「NHKニュースぷっつん」なんて、中国では良くある話です。今回の件で、私はまだ"ぷっつん"には遭遇していませんが、恐らく趙紫陽死去のニュースそのものが検閲対象になったのではなく、そのニュースとともに流れる天安門事件の映像がダメなのでしょう。きっと、天安門事件の映像に切り替わる途端にブラックアウトしてしまうのだと思います。
当たり前のことですが、中国では言論の自由が保証されていないのです。韓国国会議員の記者会見強制中止に関しても、こうした原則を踏まえていれば、当然の結末と言えます。言論の自由が保証されていない、と言うことはたいへん不幸なことですが、言論の自由を憲法で保証しているのに、言いたいことが言えない国家だってたくさんあります。

趙紫陽さんの死去をきっかけに、また"民主化"が盛り上がるだろう、或いは言論統制が一層厳しくなるだろう、という希望的観測や、中国の更なるイメージダウンのために、日本ではこうした報道がなされるのかもしれません。でも、中国に関する情報がそうした方向に偏ると言うことは、多くの日本人にとって不幸なことだと思ったりするのです。
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by pandanokuni | 2005-01-17 19:03 | 政治ネタ
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