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警官隊大集合!北京でまた「暴動」でも起こったかな?
きのうはお昼あたりから、大通りに警官がたくさん配備されていました。私がよく利用する東三環路の主要な交差点には、警察のバスが停車してあって、10~20人ほどの警察官が並んでいました。私が見たのは「公安」と書かれた車両でしたが、周りの中国人に聞くと「武装警察」や「防爆隊」と言われる部隊までお出まししたそうです。
昼間私が通り過ぎたときは、特に検問をしているような気配はありませんでしたが、夜は検問をしていて、東三環路の側道は遅くまで渋滞していました。

北京では反政府系の騒動がよく起こっているらしいのです。残念ながら、私は直接出遭ったことがないのですが、日本の新聞社系ニュースサイトでは、香港メディア発として未確認の速報記事をアップロードしています(後追い記事が無く、ウェブ上から削除されるケースが多い)。こういう場合のニュースリソースは香港の夕刊紙だったりして、日本で言うと東スポとか夕刊フジをソースにしたいたりするのです。でも北京で、警官隊が異常に多く配備されている時が、最近はよくありますし、そんな日に周りの中国人に尋ねると、「どこどこで何々があったらしい」のような答えが返ってきたりします。火の無いところに煙は立ちません。

「どこどこで」と言うのは、北京の中心部、つまり天安門広場から西は復興門、東は建国門あたりまでで、この間を貫く長安街というメインストリートの両サイドには中央政府関連機関がたくさんあります。「何々が」と言うのは、地方の労働者や農民が集まってきた、とか、爆発があった、とかそういう出来事です。

中国人民の、特に人口の大多数を占める低所得者層の政権への一番の不満は、人権問題でも、民主化問題でも、経済格差問題でも無く、お役人の汚職と特権の行使なのです。特に地方の農村部の人たちは、まだ共産主義が平等を約束してくれているとでも思っているのでしょうか、お役人の不平に対する鬱憤がたまっているらしいのです。
どの国でも政治家やお役人の汚職はあるのでしょうし、中国では位が高い役人ほどクリーンなイメージを持たれています。特に、胡錦濤さんや温家宝さんあたりは、前任者との対比で透明性の高いイメージで通っています。ただ、下っ端に行けば行くほど、ハチャメチャにやっているようなのです。田舎の村のお役人が、勝手に手数料みたいなものを新設して、集まったお金で若いおネエちゃんに貢いだり、給料じゃ買えるはずも無いベンツ(しかもナンバープレートは、人気の8並び)を乗り回した挙句、村人をひき殺す交通事故を起こしたのにもみ消したり。
まさに時代劇の悪徳代官みたいですが、耐え切れなくなった村人が蜂起することもあるようです。あとは、こうした実態を北京に居る偉いお役人に直訴しようと徒党を組んでやってきたりするようです。
こういう人たちは、爆弾を抱えていたりはしないと思うのですが、大勢だと北京の鉄道駅で追い返されたりするので、バラバラにやって来て北京で集合する方法をとって、何とか北京の中心部までたどり着いたりします。

北京では、こんなことがきっと頻繁に起こっているのでしょう。
数日後に、また北京発で「香港の消息筋によると、北京中枢で反政府集団が」みたいな記事が出るかも知れませんね。北京駐在の記者の皆さま方には、ぜひ自分の目で「暴動」を目撃して特ダネを掴んで欲しいものです。この時期だったら、日本のデスクも政治的配慮から「握り潰し」たりしないと思いますよ。
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by pandanokuni | 2004-12-15 22:48 | 社会ネタ
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