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ついに、中国琵琶を買ってしまいました!!
b0047829_17164631.jpg女子十二楽坊が世に出てから、中国の楽器がさりげなくブームになっているようです。私は自慢じゃないですが、大学生の頃からずっと中国琵琶に憧れを持っていました。ピストルズジョン・ライドンのPiLを愛していたその頃の僕の彼女が、なぜか中国琵琶奏者・何 樹鳳のアルバムを聞いていたのです。そのアルバムの中の「十面埋伏」という曲に痛く痺れてしまいました。漢の劉邦と楚の項羽の戦いをドラマティックに描いている曲なのだそうですが、4本しか弦を持たない楽器の独奏とは思えないほど、抑揚があって広がりがあって表現力があって感動的でした。かと思うと、新疆地区の民族音楽が元歌の「天山の春」のように、癒し系の楽曲もイケちゃっていました。それから彼女は津軽三味線という方向に進んでしまいました。打ち込み系でナンパ音楽をやっていた僕とは対照的に....

女子十二楽坊に続いて、琵琶奏者のティンティンとか蒋 彦(ジャン・イェン)とか出てきたのがリマインダーになったのは確かですが、どうしても欲しくて、ついに買ってしまいました。

北京の観光スポットのひとつ瑠璃厰の南側に、楽器店が並んでいます。面白いことに、このあたりの楽器店の多くは、エレキやシンセなどの現代的楽器と二胡や琵琶などの中国固有の楽器のどちらも置いているのです。私はここに行くのが大好きで、この7年間でさまざまな楽器を買いました。国産で単板のアコースティックギターなら300元くらいからあります。音程に難があるものも多いですが、しっかり時間をかけて選べば、それなりの逸品を破格値で手に入れることができます。ここで買ったバイオリンを、日本の専門家に鑑定してもらったことがあるのですが、日本で買うと20倍くらいの値段になるくらいの逸品だ、と褒められたことがあります。

中国琵琶については、ド素人ですので、お店の人を全面的に信頼して見繕ってもらうことにしました。
私のリクエストは、装飾よりも音重視。音量があって、音程がしっかりしていて、低音から高音までバランスが取れていること。3軒お店を回りましたが、500元くらいから見繕ってくれたので、実際に音を出してみて、最も気に入った中国琵琶をソフトケース、弦2セット、爪2セット、スタンド込みで1,500元で購入しました。著名らしい創作者の姓名がクビの象牙のところに彫られていて、お店の人曰く、初心者には勿体無いくらいのシロモノだそうです。

中国琵琶にはいくつかの調弦方式があるようですが、私は低いほうからA-D-E-Aでチューニングしました。開放弦を爪弾くだけで相当にエキゾティックな音程です。
日本の琵琶は「バチ」を使うことが多いのですが、中国琵琶は爪で弾きます。べっ甲で作った爪を、本当の爪に両面テープで張ってその爪で弾くのが一般的です。ギターのように弦によって上からも下からも爪弾くようなアルペシオ奏法ではなく、弦を下から上に、つまり外側へと掻き下ろす奏法が主流です。マンドリンのようなトレモロ奏法も多用されるのですが、基本的には1本の指で行うようです。
自分の爪でもうまく弾けないのに、付け爪だともっとまごついてしまいます。当面はギターのピックを使うことにしました。

いまは開放弦を弾き下ろすだけでも、幸せな気分です。
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by pandanokuni | 2004-11-29 17:18 | ひまネタ
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